ウズベキスタンの関連機関と共催で、アリーシール・ナヴァーイー生誕580周年国際セミナーを開催

2021.01.26

2021年1月19日(火)、本学中央アジア専攻、駐日ウズベキスタン共和国大使館およびアリーシール・ナヴァーイー名称タシュケント国立ウズベク言語・文学大学との共催で、著名なテュルク語文人アリーシール・ナヴァーイー(1441-1501)の生誕580周年を記念する国際研究セミナーをオンラインで開催しました。ウズベキスタン大使館のスィラージ・アズィーゾフ第一書記官の開会の辞で始まったセミナーは、東京とタシュケントを結んでウズベク語と日本語を併用するかたちで進められました。


セミナーでは、本学の協定校であるタシュケント国立ウズベク言語・文学大学から若手研究者2名(講師のウミードゥッラー・マフムードフ氏およびウズベク語文献学部学生のシャフザードベク・ルーズメトフ氏)をスピーカーに迎えて研究発表がおこなわれ、ナヴァーイーの文学的創作において用いられた書簡体形式や、物語詩として分類されるポピュラーな韻文作品について、最新の研究成果が披露される貴重な機会となりました。このほか、ウズベキスタン留学経験のある本学学生の荒井みなみさん(国際社会学部4年)と中井優花さん(言語文化学部4年)が、技巧的かつ難解なことで知られるナヴァーイーの叙情詩をウズベク語で朗誦し、日頃の学習成果を見事に発揮しました。


セミナーの最後には、本学の島田志津夫講師(大学院総合国際学研究院)とタシュケント国立ウズベク言語・文学大学のザイナービディン・アブディラシードフ副学長(研究・創成事業担当)がそれぞれ総括コメントをしました。コメントでは、コロナ禍でセミナーを成功裡に開催できたことの意義を確認し合うとともに、今後も両学間ならびに両国間で学術・文化交流と協力関係の一層の緊密化をはかっていくことで一致しました。


セミナーには、本学学生を中心に40名以上の参加があり、盛会のうちに終了しました。

開会の辞を述べるスィラージ・アズィーゾフ第一書記官
総括コメントを述べるザイナービディン・アブディラシードフ副学長
セミナーの様子
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