王立プノンペン大学との短期JEP開講

2018.10.05

2018年9月25日(火)から10月3日(水)まで、大学の世界展開力強化事業「日本発信力強化に貢献するミャンマー・ラオス・カンボジア知日人材養成プログラム」の短期 Joint Education Programで、6名(大学院生1名、学部生5名)の王立プノンペン大学(カンボジア)の学生を受け入れました。

開講式

このプログラムでは、本学カンボジア語専攻の学生と王立プノンペン大学の学生がともに行うタンデム学習が行われました。タンデム学習は、4人ずつのグループにわかれ、カンボジア語で行われました。授業として参加した本学の学生19名にとっては、これまで学習を重ねてきたカンボジア語の運用能力を実践するよい機会になりました。

タンデム学習(1):お互いの国の本の紹介

また、タンデムの一環として、中央区立月島第二小学校の国際教室「カンボジアを学ぼう」のワークショップの企画と準備をしました。準備中は、秋学期の始まる前の週ということもあり、さまざまな国の留学生が見学に訪れ、交流しました。

タンデム学習(2):ワークショップの企画と準備

小学校で行われたワークショップ本番では、午前中は5年生の児童と先生方など約100名と一緒に、体育館でカンボジアの歌と踊りを練習した後、3教室に分かれて、計9グループで、カンボジアの文化を紹介するポスターセッション、カンボジアの文字で自分の名前を書く体験など体験型ワークショップを行いました。お返しに、小学生からは、日本紹介がありました。午後は、2年生の児童と先生方など約100名と一緒に、カンボジアの伝統芸能であり無形文化遺産である大型影絵の実演をしました。

体育館で踊りの見本をみせて指導する様子(月島第二小学校)
大型影絵を実演する様子(月島第二小学校)

カンボジア人学生は、本学の留学生日本語教育センターで編纂された教科書『留学生のための日本史』を使って日本の歴史を学んだ後、深大寺(調布市)、江戸東京たてもの園(小金井市)を訪問し、教科書で学んだ知識を自分の目で確認しました。各訪問先でも、タンデム学習としてグループ行動をし、本学学生がカンボジア語で説明をしました。
留学生たちは、さらに、空手、着付けなどの日本文化体験も行いました。

空手体験
着付け体験

学生交流のほか、引率としてワ・サオピア国文学部教授が同行し、「カンボジアの国文学の現状」、「母語と外国語学習について」の講演会が行われました。
10月2日(火)には、本学の林佳世子理事・副学長とワ・サオピア国文学部教授が、「ASEAN+3学生交流と流動性に関するガイドライン」に基づく単位互換や質の保証について協議し、両大学の協力関係の発展について意見交換をしました。

右から、林佳世子理事・副学長とワ・サオピア国文学部教授
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