学生が府中市の「外国人のためのやさしい生活便利帳」(テーマ:防災)を作成・完成

2020.01.21

2020年1月10日(金)、本学研究講義棟204教室において、言語文化学部コミュニティ通訳研究ゼミの学生らが「インターンシップ」の一環として、府中市の「外国人のためのやさしい生活便利帳」の完成報告会を行いました。

「外国人のためのやさしい生活便利帳」は、府中市ならびに府中国際交流サロンとの協働で作成を重ねており、これまで「防災ノート」、「子育て」、「ゴミ出し」、「高校進学」、「公共施設」を取り上げてきました。
今年度は「外国人のためのやさしい防災ガイド」というタイトルで、府中市に暮らす外国人を対象に防災をテーマとする生活便利帳を作成しました。
「外国人のためのやさしい生活便利帳」で防災を扱うのは今回で2度目となりますが、昨今では地震や台風などの自然災害による深刻な被害が取りざたされることもあり、前回の便利帳をさらに拡充した内容となっています。

当日は発表の後、学生と府中国際交流サロンのボランティアとの間で活発な意見交換がなされました。今年度の「外国人のためのやさしい生活便利帳」は、後日冊子として市内で配布されるほか、ウェブでも公開される予定です。

<完成報告会に参加した学生のコメント>

  • 折田 悠佑さん(言語文化学部 英語3年)

今回この「外国人のためのやさしい防災ガイド」を作成するにあたり、掲載する情報の取捨選択が非常に難しいと感じました。学生の間でたくさんの議論を重ね、また府中市役所のご担当者様と国際交流サロンの皆様にも多くのお力添えをいただき、この冊子を完成させることができました。今後この冊子を実際に手に取っていただき、災害が起きた際に活用していただけると幸いです。
また今回の授業を通して、私は同じゼミで学ぶ英語科4年の金山日菜子さんと共に学生代表を務めさせていただきました。作成を進めていく中で、私たちでさえ知らない防災に関する知識を得ることができるなど、とても学びの多い経験となりました。
今回この授業に携わっていただいたすべての方に、心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

  • 齋藤 玲奈さん(言語文化学部 ドイツ語4年)

今回、発表会を行い、市民の方々と共に作り上げるパンフレットの重要性を実感いたしました。
実際に府中市に住む外国人の方たちと関わり、どのようなことに困り、どのようなことが分からないのかを知っている市民の方々であり、府中市における災害対応に関する「生の声」を聞くことで、実際に使って頂けるパンフレットにより近づいたと感じております。
このような大変貴重な機会をありがとうございました。

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