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について

欠測データ処理:Rによる単一代入法と多重代入法

刊行
著者等
高橋将宜、渡辺美智子(著)
出版社
共立出版

内容の紹介

一般的に社会科学で扱うデータは、調査・観測データであることが多く、無回答のために欠測が生じることが多い。欠測データは適切に処理しなければ、解析結果に偏りが生じることがある。多重代入法は、尤度解析法と並んで最も汎用的な欠測データ解析法であるが、これまでの書籍では理論的な解説が主で、実際の応用事例や具体的な手順の記述が少なかった。そのため、実証分析を行う社会科学者や実務者が多重代入法を実際に活用することにはハードルがあった。本書はワンポイントとして代入法を中心に解説している。平均値のt検定、重回帰分析、ロジスティック回帰分析、時系列分析、パネルデータ分析といった社会科学において頻繁に使用される分析手法に関して、データに欠測が生じている場合に、多重代入法を用いてどのように欠測データを処理していけばよいかを具体的に示している。

著者のコメント

高橋将宜(経営戦略情報本部 特任助教)
本書は、多重代入法に特化した本邦初の書籍です。徹底して実際的な視点から執筆した統計学の書籍で、扱った手法のすべてについて、統計環境Rにおいて実データによる解析を行っています。また、解析に用いたデータとRコードも掲載しているので、読者は本書に示された手順を再現しながら、欠測データの解析法を学んでいくことができます。


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