リーズ大学:木村奈々(東南アジア課程ベトナム語専攻3年)

■リーズ大学:木村奈々(東南アジア課程ベトナム語専攻3年)

2003年9月から2004年6月まで、交換留学生としてイギリスのリーズ大学で勉強しました。

大学での授業が始まる前に、6週間pre-sessional programmeという英語のコースを受けました。
英語の勉強にはあまり役に立ちませんでしたが、コースの目的の1つである、リーズでの生活に慣れる、という点ではとても良かったと思います。
生活に必要なものを買い揃え、町の様子を知るのには、思ったよりも時間がかかりました。また、コースを通して大学院の人や、全く違うことを勉強している人など、いろいろな友達ができて、その後のリーズでの生活を楽しく過ごせました。

大学ではアラビア語、アラブの歴史それにイスラムに関する授業を取りました。
科目数は多くないのですが、毎回指定された本を読んでいかなくてはならず、家でも勉強する必要がありました。
リーズ大学での私のクラスメートはほとんどがイスラム教徒で、外語大でイスラムを勉強するのと全然違う環境で、また別の視点から学ぶ事ができて、面白かったです。
ディスカッションや雑談などで、イスラム教徒としての意見を友達から直接聞くことができて、興味深かったです。

私は大学の寮には、夏の語学研修のときに入っただけで、その後は一軒の家を他の学生何人かと借りて住みました。

留学生活はとても楽しく、有意義な経験ができましたが、ひとつ気になったのは治安です。実際に被害にあった友達も何人かいましたが、夜道をひとりで歩かない、一階に住まないなど、気をつけていれば避けられるものがほとんどだと思います。
なので、留学を考えている人は、どこへ行くにしても危機意識をきちんと持って行動することが大切だと思います。