学生の皆さんに注意のお知らせ
1. 成年年齢の引き下げに伴う注意(消費者契約、飲酒、ソーシャルメディアの利用等)
2022年4月1日から成年年齢が18歳に引き下げられることとなりました。
民法が定める成年年齢は
① 一人で有効な契約をすることができる年齢
② 父母の親権に服さなくなる年齢
とされ、親の同意がなくても様々な契約ができるようになるほか、各種の資格の取得、各種の行為が可能となります
成年年齢が引き下げられることの意義や注意すべきことについて、関係省庁からのお知らせをまとめました。是非ご覧ください。
(1)成年年齢引き下げで変わること
(2) 契約・消費者契約(詐欺・悪徳商法)
詐欺被害にご注意ください
新聞やニュース等で振り込め詐欺等について大きく報道されていますが、本学でも未遂事件が数件発生しております。
「振り込め詐欺」について
本学でも子供が何らかのトラブルに巻き込まれた状況を装って、親や家族に電話で高額な金銭を早急に振り込むよう要求することが発生しております。親や家族に対し、威圧的な口調に平常心をうしなわせ、動揺につけ込んで大金をだまし取る行為です。このようなケースがあった場合は、慌てずにいったん電話を切って、大学や友人を介して、事実関係の確認をとるように普段から連絡しておいてください。
「携帯電話等によるトラブル」について
携帯電話やインターネットの利用等で身に覚えのない高額な料金請求が本人に連絡又は郵送されてくるケースがあります。このような場合、「利用明細書」のないような請求に対しては、応じる必要はありません。また、不用意に相手先に連絡を取ることは、二次的なトラブルを発生する危険性を助長してしまう恐れがありますので慎重な対応が必要です。
以上のような事例は被害の代表的なものですが、「サークル愛好」や「講演会」等を装ったカルト宗教の歓誘、「インターネットビジネス」と称したマルチ商法の歓誘、「迷惑メール」等でトラブルに巻き込まれる危険性も多々あります。
参考情報
- 闇バイトは犯罪(警視庁の動画)
- 18歳から大人(消費者庁特設ページ)
- 「特殊詐欺」について(警視庁の動画ライブラリー)
- 悪徳商法被害防止チラシ(警視庁)
- 若者をターゲットとした悪質な勧誘にご注意を 『必ず儲かる』ことはありません(消費者庁ホームページ)
- 若者の心理傾向診断、消費者トラブル事例を紹介した啓発資料「チラシチェックシート 」(消費者庁ホームページ)
- 若者の心理傾向診断、消費者トラブル事例を紹介した啓発資料「漫画啓発資料~消費者トラブル事件簿 」(消費者庁ホームページ)
- タレントモデル契約のトラブルに注意 !!!!(消費者庁ホームページ)
(3) 飲酒に関する注意
入学式の勧誘について
勧誘の際に、入学式会場の出入口を塞いでしまう、 入学式前に入場する新入生に声をかけるなど、入学式等の進行及び新入生の移動の妨げになる行為は厳に謹んで下さい。式典・オリエンテーションを円滑に勧めることに協力をお願いします。
新歓コンパ等での飲酒等に関する注意
この時期、多くの団体が新入生の歓迎会を行っていますが、トラブルを起こすケースも少なくありません。他大学では、「イッキ飲み」や飲めない学生に無理矢理飲ませるなどして新入生が命を落としたり、そうなりかけた結果、活動自粛を余儀なくされた団体もあります。ケースによっては大きなトラブル(逮捕・訴訟等)になりかねませんので、十分に注意してください。
2022年4月1日から成年年齢が18歳に引き下げられることとなりましたが、20歳未満の飲酒は法律により禁じられています。勧めた者が、刑事及び民事の責任を問われる場合もありますのでよく注意してください。
「イッキ飲み」は、体内のアルコール濃度が急激に高まる非常に危険な行為です。その場の雰囲気に飲まれて、「イッキ飲み」をするようなことは絶対にやめて下さい。急性アルコール中毒に陥りやすく、最悪の場合には死亡に繋がることもあります。酩酊をしてトラブルを起こしたり、器物を破損した場合、翌日気がついてから後悔しても間に合いません。
また、酩酊して事故に遭うケースが増えています。くれぐれも過度の飲酒には注意してください。また、団体内で異性に対しては、節度のある接し方に努めてください。本人の自覚がない場合でも相手にとっては不快な場合があり、セクシャルハラスメントと捉えられる場合もあります。
(4)SNS等ソーシャルメディア利用に関する注意
近年SNSの普及に伴って、個人情報の漏えい、名誉毀損、守秘義務違反、プライバシー侵害等で問題になる事例が増えています。安易に使用できる反面、一歩間違えれば将来を台なしにしかねません。以下のことをよく守り健全な利用を心がけてください。
- 自分の個人情報を安易に掲載しない(特に女子学生はストーカー被害等の引き金にもなりかねませんので自分の写真等のアップには十分注意してください。)
- 他者の個人情報を許可なく掲載しない
- 他者や商品等についての誹謗・中傷を掲載しない
- アルバイトやインターンシップ先で知り得た特定の情報を掲載しない
- モラルや法令に違反する内容を掲載しない
インターネット上の誹謗中傷に関する相談窓口のご案内(総務省)
2. 海外渡航をされる学生の皆さまへ
安全な渡航・滞在ができるよう、下記の事項にご留意されますようお願いします。
記
(1)渡航予定先の情報収集
外務省では、各国・地域の治安情勢や犯罪発生状況、さらには習慣や医療事情といった最新の「渡航関連情報」をホームページなどで提供しています。また、厚生労働省検疫所のホームページ「海外渡航者のための感染症情報」では海外での感染症情報や医療情報の提供を行っています。出発前には渡航予定先の情報を入手し、自分自身を守るための十分な知識を身につけてください。
【参考】
(2)海外渡航に際しての届出
① 海外渡航に際しては、事前に所属専攻語の教員と相談するとともに、必ず所定の手続きをしてください。届出は留学支援共同利用センターで取り扱っています。不明な点は留学支援共同利用センターに十分照会してください。なお、短期間の旅行も必ず届け出てください。
② 手続きの際は渡航中の国内連絡先(保護者等の連絡先)とともに、渡航先の連絡先(メール、電話番号)を明記してください(フリーメールや海外でも使用できる携帯電話がある場合は極力利用してください)。手続き時に渡航先の連絡先が未定であった方は、渡航後、速やかに連絡先をメール又は手紙等で保護者(保証人)及び留学支援共同利用センターに報告してください。
③ 外国に3カ月以上滞在する場合、在外公館に「在留届」を提出する必要があります。外務省のホームページからも届け出ることができます。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/todoke/zairyu/index.html
④ 渡航先及び周辺地域で大規模災害、事故等が発生した場合は速やかに保護者及び在外の日本大使館等に安否の報告を入れてください。また、保護者(保証人)への連絡の際には、必ず留学支援共同利用センターへ連絡するよう伝えてください。
※ 渡航先及び周辺地域で大規模災害、事件・事故等が発生した場合は、大学から安否確認のため連絡をする場合があります。
【大学連絡先・留学支援共同利用センター】
〒183-8534 東京都府中市朝日町3-11-1
TEL:042-330-5113(勤務時間外5111)
FAX:042-330-5189
mail-adress:ryugakushien[at]tufs.ac.jp ※[at]を@にかえて送信してください。
3. カルト的集団の勧誘・不審者に注意
「アポイントメントセールス」、「キャッチセールス」、「マルチ(まがい)商法」等悪質商法の勧誘や個人情報を聞き出し、執拗にカルト的な集団へ勧誘するといった団体が、学生の皆さんを狙っています。皆さんの周りには甘い誘惑や落とし穴がたくさんありますので、十分注意してください。
なお、少しでもあやしいなと感じたり、そのような被害に遭っている友人を見かけたら、一人で解決しようとせず、保護者や本学学務部学生課に相談してください。
学内でこのような勧誘や不審者を見かけたら、学生課または警備室にお知らせ下さい。
学生課:042-330-5176 / gakusei-kakari@tufs.ac.jp
警備室:042-330-5419
※以下に掲載する動画は、大阪大学が作成したカルト団体に関する注意喚起動画です。
カルト団体の典型的な勧誘手口がとても分かりやすく紹介されておりますので、是非ご覧ください。(大阪大学 教育・学生支援部 学生・キャリア支援課、クリエイティブユニット作成)
その1:待伏ノ術編
その2:追付ノ術編
その3:集団包囲ノ術編
その4:サークル偽装ノ術編
4. 禁止薬物に関する注意
近年学生が、「禁止薬物及び危険ドラッグ」に関連する事件で逮捕されることが続発し、大きな社会問題となっています。禁止薬物を使用するだけでなく、所持すること及び海外から薬物を持ち込むことは法律で厳しく罰せられる「犯罪行為」です。
また、本人に自覚がなくとも、海外から薬物を持ち込むことに巧みに利用されるケースなども報告されております。
禁止薬物及び危険ドラッグの乱用は心身を蝕み、普通の社会生活を送れなくなるだけではなく、他の犯罪の原因となる場合もあります。
薬物に対する誘いはきっぱり断り、関わり合いにならないよう注意してください。また、「簡単な仕事で金が儲かる」などのうまい話には、必ず裏があります。安易な気持ちや一時の興味で接することのないよう十分注意するとともに、本学の学生としての自覚を常に持ち、責任ある行動をとるよう改めて注意喚起します。
① 薬物犯罪組織等は、知人の紹介、先輩・後輩等、あらゆる人間関係を利用して接近を計ってきます。
② 薬物関係の刑罰は大変厳しいもので、密輸については有罪になった場合、執行猶予無の最高刑は無期懲役となっています。
③ 不用意に他人から荷物を預かって、犯罪に巻き込まれる事例があります。他人から預かった荷物でも、自分の携行品については責任を問われます。
5. 盗難に関する注意
財布や鍵、携帯電話などの貴重品から学用品まで、落とし物・忘れ物が大変多くなっています。教室、トイレ、食堂などでの置き忘れが目立ちますので気をつけるようにしてください。また、体育館内の更衣室では置き引き・盗難などの被害も発生しております。自分の持ち物は各自十分注意して管理してください。
落とし物・忘れ物をした場合は、速やかに学生課学生係の窓口までお越しください。なお、拾った場合も学生係まで届けてください。
6. 構内の交通規制・構内の喫煙禁止等
東京外国語大学の敷地内は、自転車・バイク等の車両は全面乗り入れ禁止となっています。自転車は駐輪場へ駐輪して下さい。指定場所以外にある車両は撤去しますので、遵守するようお願いします。
研究講義棟内の飲食・喫煙は禁止となっています。歩きタバコや、指定場所以外での喫煙は、タバコを吸わない人には耐えられません。吸い殻入れは屋外のダストボックス、大学会館脇等に設置されています。電子タバコその他類似品の使用についても、指定場所に限定しています。
また、掲示物は学生課の許可を得た上で、指定の場所に掲示して下さい。掲示できる場所は、研究講義棟1階、大学会館及び課外活動共有施設に設置された掲示板となっています。それ以外の場所は、チラシ・ポスター等の掲示はできません。
許可のない研究講義棟内の掲示も全て禁止です。
7. アルバイト、OBOG訪問等での注意
アルバイトや、就職活動を行う際の飲食を伴うOB・OG訪問において、学生がトラブルに巻き込まれるケースが発生していますので、以下を参考にしてください。
若年層を対象とした性的な暴力防止のための啓発(内閣府)
〜その契約、大丈夫?そのアルバイト、大丈夫?〜
9.「性的同意」ー加害者、被害者にならないために
性的同意とは、性的なことをする前に、相手を尊重するために確認される同意のことを指します。相手の積極的な同意を確認しないまま性的な行為をしてしまうと、意図せず相手のことを傷つけてしまうリスクがあります。
以下に啓発パンフレットや動画を掲載しますのでご覧ください。
11. 学生相談窓口
大学時代はさまざまな問題に直面する時期で、悩みや不安は誰にでもあることです。学内にはいくつもの相談窓口があり、皆さんをお待ちしています。いずれも相談は無料です。気軽に相談してください。 相談内容やプライバシーに関わる一切の秘密は厳守します。