川上 茂信 (KAWAKAMI Shigenobu)

氏名 / Name | 川上 茂信 (KAWAKAMI Shigenobu) |
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所属職名 / Affiliation | 大学院総合国際学研究院 Institute of Global Studies |
電子メール / Email | |
ウェブページ / Website | |
学位 / Degree |
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研究分野(e-Rad分野) / Research Field(s) (by e-Rad) |
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研究キーワード / Research Keywords |
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自己紹介 / Biography
本学スペイン語専攻の学生に「なぜスペイン語を選んだのか」と尋ねると、最近一番多い答えは「話者人口が多く、たくさんの人とコミュニケーションできそうだから」というものです。皆さんよく調べていますね。私がスペイン語を選んだとき、スペイン語がこんなに「メジャー」な言語とは知りませんでした。とにかく英語でなければ何でも良かったような気もしますが、多分決め手になったのはラジオ講座で聞いたスペイン語の響きが本当に美しかったということです。
そういうわけで、学生時代は音に集中して勉強していました。卒論はスペイン語の母音、修論はスペイン語のアクセント。勉強を通じて触れた音韻論の考え方と、それを支える構造主義の見方は、いまだに私がものを考える際の土台になっています。
意外に聞こえるかもしれませんが、私は活用や例文を暗記するのは得意ではありません。また、覚えるべきことがズラーッと並んでいる文法書も苦手です。文法というのは、学習者の記憶の負担を減らすのに役立ち、暗記の作業を最低限に押さえてくれるものであるはずです。理解してしまえばわざわざ暗記する必要はないはずですから。そこを押さえておけば、言語の習得は基本的に慣れの問題に還元されます。ちょっと理想化しすぎだということは自分でもわかっていますが、そんな教材を作ってそんな授業をやりたいものだと思っています(つまり今はそうなっていないということ、学生諸君、申し訳ない)。
そういうわけで、学生時代は音に集中して勉強していました。卒論はスペイン語の母音、修論はスペイン語のアクセント。勉強を通じて触れた音韻論の考え方と、それを支える構造主義の見方は、いまだに私がものを考える際の土台になっています。
意外に聞こえるかもしれませんが、私は活用や例文を暗記するのは得意ではありません。また、覚えるべきことがズラーッと並んでいる文法書も苦手です。文法というのは、学習者の記憶の負担を減らすのに役立ち、暗記の作業を最低限に押さえてくれるものであるはずです。理解してしまえばわざわざ暗記する必要はないはずですから。そこを押さえておけば、言語の習得は基本的に慣れの問題に還元されます。ちょっと理想化しすぎだということは自分でもわかっていますが、そんな教材を作ってそんな授業をやりたいものだと思っています(つまり今はそうなっていないということ、学生諸君、申し訳ない)。
主要研究業績 / Main Research Publications
論文 / Papers
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Seseo-ceceo を巡って, スペイン語学研究, 37号, 25-47, 2022年
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AdvDuda + V, AdvDuda + no V, スペイン語学研究, 36号, 1-22, 2021年
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A lo mejor と接続法 (2), スペイン語学研究, 35号, 45-65, 2020年
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人称代名詞のパラダイム, スペイン語学研究, 34号, 147-154, 2019年
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Quizás と「たぶん」, 語学研究所論集, 23号, 1-16, 2019年Quizás and tabú, Journal of the Institute of Language Research, (23), 1-16, 2019
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A lo mejor と接続法 (1), スペイン語学研究, 33号, 51-70, 2018年
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日本におけるスペイン語 –コーパス作成の試み, スペイン語学研究, 32号, 23-34, 2017年
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「情報構造と名詞述語文」スペイン語, 語学研究所論集, 21号, 59-66, 2016年
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Debí vs. devi, スペイン語学研究, 30号, 65-79, 2015年
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義務と反実性: スペイン語 deber と tener que を巡って, ロマンス語研究, 47号, 11-20, 2014年
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Moodle に対応したスペイン語動詞活用形 生成プログラムの開発, 東京外国語大学論集, 87号, 63-82, 2013年
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スペイン語教育における言語規範, 外国語教育研究, 16号, 133-139, 2013年
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ガリシア・アストゥリアス語の言語帰属問題を巡って, 語学研究所論集, 18号, 19-39, 2013年Sobre la adscripción lingüística del gallego-asturiano, Journal of the Institute of Language Research, (18), 19-39, 2013
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正書法上の二重母音について, スペイン語学研究, 27号, 1-22, 2012年
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El flamenco –tradición inventada y tradición vivida, Cuadernos CANELA, 22巻, 9-23, 2011年
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スペイン語動詞体系における時間的多義性について, スペイン語学研究, 25号, 17-39, 2010年
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多義的単位性 -- 『血の婚礼』における sangre, スペイン語学研究, 21号, 1-17, 2006年
書籍等出版物 / Books and Other Publications
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言葉から社会を考える, 白水社, 一般書・啓蒙書, 分担執筆, 2016年
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概説 近代スペイン文化史, ミネルヴァ書房, 学術書, 分担執筆, 2015年
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スペイン語学概論, くろしお出版, 学術書, 分担執筆, 2015年
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カタルーニャを知るための50章, 明石書店, 一般書・啓蒙書, 共著, 2013年
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アンダルシアを知るための53章, 明石書店, 一般書・啓蒙書, 共著, 2012年
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劇場を世界に -外国語劇の歴史と挑戦(共著), エディマン, 一般書・啓蒙書, 共著, 2008年
MISC / MISC
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CD解説、歌詞聞き取り・対訳, Gran crónica del cante 31, スタジオ・カスコーロ, その他, 共著, 2022年
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CD解説、歌詞聞き取り・対訳, Gran crónica del cante 30, スタジオ・カスコーロ, その他, 共著, 2021年
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CD解説、歌詞聞き取り・対訳, Gran crónica del cante 29, スタジオ・カスコーロ, その他, 共著, 2021年
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CD解説、歌詞聞き取り・対訳, Gran crónica del cante 28, スタジオ・カスコーロ, その他, 共著, 2021年
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CD解説、歌詞聞き取り・対訳, Gran crónica del cante 27, スタジオ・カスコーロ, その他, 共著, 2020年
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CD解説、歌詞聞き取り・対訳, Gran crónica del cante 26, スタジオ・カスコーロ, その他, 共著, 2019年
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CD解説、歌詞聞き取り・対訳, Gran crónica del cante 25, スタジオ・カスコーロ, その他, 共著, 2019年
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CD解説、歌詞聞き取り・対訳, Gran crónica del cante 24, スタジオ・カスコーロ, その他, 共著, 2018年
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CD解説、歌詞聞き取り・対訳, Gran crónica del cante 23, スタジオ・カスコーロ, その他, 共著, 2018年
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スペイン語の規範形成, 日本語学, 明治書院, 記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア), 単著, 2018年
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CD解説、歌詞聞き取り・対訳, Gran crónica del cante 22, スタジオ・カスコーロ, その他, 共著, 2017年
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もっと知りたい! 世界のことば [5] スペイン語, 英語教育, 大修館書店, 記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア), 単著, 2017年
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CD解説、歌詞聞き取り・対訳, Gran crónica del cante 21, スタジオ・カスコーロ, その他, 共著, 2017年
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CD解説、歌詞聞き取り・対訳, Gran crónica del cante 20, スタジオ・カスコーロ, その他, 共著, 2016年
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CD解説、歌詞聞き取り・対訳, Gran crónica del cante 19, スタジオ・カスコーロ, その他, 共著, 2016年
Last updated on 2022/11/23