MIRAI推進室の久納です。

去る9月8日、本田技術研究所デザインセンター FVC原宿スタジオ様のご厚意により、本学研究戦略チームとの*ワイガヤを設定していただきました!

*ワイガヤ:本田技術研究所様の独自文化。「夢」や「仕事のあるべき姿」などについて、年齢や職位にとらわれず腹を割って議論する場のこと。

(本田技術研究所 リクルートページ「Hondaイズム」より)

ご対応いただきましたアドバンスデザイン室様より企業説明をお話いただいた後、主に

・人社系博士人材(研究者)と企業

・大学での学び・研究と、企業の人事運用

・AI技術

について、3時間に渡り議論させていただきました。

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ワイガヤ中のアドバンスデザイン室の皆様(写真奥)と、本学研究戦略チーム(写真手前3名)

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アドバンスデザイン室様にてグラフィックレコーディングしていただいたホワイトボード

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議論内容を受けてお話をされる中山副学長(写真左)


今回のワイガヤで大学の「現場」にいる我々が、企業の「現場」にいる方々と率直なお話をさせていただきましたが、ワンサイドでは知りえない・考えることのできない情報や意見が多くあり、大変刺激を感じました。

本当に{腹を割って}の議論であったため深くは触れませんが、「海外がその分野の天才をぶつけてきている中、日本は経済成長期の神話を未だに引きずっている」などの企業側の率直なお考えを知れたこともさることながら、AI技術に関することで、倫理・哲学だけでなく、歴史学や文化学などの幅広い分野の人社系研究者が活躍できる場がある点は、目から鱗でした。

「研究機関」としての{大学}と、その研究力を活かす土壌となる{社会・企業}の双方の変革が、博士後期生のキャリアパスだけでなく、日本の研究力や経済活動全体に関わる問題の解決に必要であることが実感できた、非常に有意義な3時間となりました。

この度は、お忙しいところ貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました<(_ _)>