MIRAI推進室の久納です。

さて、前回はZoomを取り上げましたが、今回も近年だとよく見かけるようになりましたSlackのお話になります。

専門的な知識・・・というよりも、「こういう感じに使えるよ!」という視点で記事にできればと思います。

1.メールと何が違うの?

Slackは、端的に言えば「あるグループ同士のコミュニケーションチャット」になります。

そういうこともあり、お仕事で導入したいと思い、上司に持っていったら

え、メールでいいんじゃない?

と言われたことのある人も多いのではないでしょうか。

「アナタ、プライベートでLINE使ってんじゃないの?」と突っ込みたくなりますね。ちなみに私はいにしえのSkypeユーザーなので、LINEの取り扱いには疎く、認識がずれているかもしれませんが・・・苦笑

LINEなどのコミュニケーションアプリの良いところは、個人同士のみならずグループでのやり取りができることに加え、「どの会話グループに新着があり、どんな進捗があったか」をすぐに把握できるところにあると思います。

メールにも保存フォルダの自動振り分け機能はありますが、来てほしいフォルダに来ないメールのなんと多いことか・・・。

特にSlackはグループの中に「チャンネル」が作れます。このチャンネルで案件を区別して会話することができる、というわけです。会話の{流れ}と{種別}を分けて見ることができる点が、お仕事向きであると感じました。

(メールを使用したコミュニケーションですと、お礼だけでも「この度はご指導賜り、誠にありがとうございました。今後とも~~~」という長ったらしい文章を打つことになりますが、絵文字のリアクションで終わることができるところが、個人的には良い点だと思っています。)

ただし、手軽なコミュニケーションアプリなだけあって、流れが早いです。LINEと同じく「会話をする」用途で使うことをオススメします。

※無料版ですと、90日を過ぎると会話やアップロードファイルが消えるようになりました。有償版にしてしまうのも手ですが、このアプリの用途的には、まず無料版で慣れておくことが肝要でしょう。

また、Slackでコミュニケーションを取っていく中で、ある程度案件が形になったり企画が進むこともあります。

そうなった時は、Notion(後日記事にする予定)のようなデータベース機能があるアプリなどを使って進捗管理・情報集積を行うこととすると、メールと社内サーバーのフォルダという組み合わせよりも、段違いで効率が良くなります・・・・良くなると思います!!笑

2.チャンネルがごちゃごちゃしそう・・・

チャンネル数が多くなってくると、結局のところ「あれ、この件のチャンネルはどこだっけ?」となってしまったり、違うチャンネルへ間違えて投稿してしまう可能性が高くなったりと、煩雑になってしまいます。

その際の対処法として、巷で言われている2つの方法を紹介いたします。

1)ワークスペースを分ける(誰もが思いつく・・・)

一番シンプル且つ効果的なものとして、大きな区分でワークスペースを分ける手法があります。

例えば、一つの部署で2つの異なる組織を運用している場合であれば、組織単位でワークスペースを作成し、管理部署担当者を両方のワークスペースに入れておけば、似たような案件があったとしても、混乱は最小限に抑えられると思います。

2)チャンネルの頭に大区分ごとの共通する文字列を入れるようにする

なんらかの理由でワークスペースを一本で管理せざるをえない場合、本当であれば大区分ごとに親チャンネルを作り、その下に子チャンネルを作りたいところですが、Slackの仕様上、それができません・・・。

なので、大区分の文字順でまとまって出てくるように、チャンネル名の頭を大区分ごとに揃える・・・という考えです。

(例:プロジェクト単位のチャンネルの場合「♯proj-フェス開催」にする、など)

ただ、あまりチャンネル名が長くなりすぎると、今度はサッと案件名まで見ることができなくなるので、注意が必要です。

この方法も結局は煩雑になりそうですよね・・・。

ディスコードは親チャンネル・子チャンネルの概念があるため、色々とできるかもしれません。こちらはまだ勉強不足なので、なにとぞご容赦をば<(_ _)>

3.チャンネルメンバー登録について

意外とめんどくさいチャンネルメンバーの管理・・・。チャンネルごとにメンバーを変えたい、などがよくあると思います。

そのような場合は、SlackのWeb管理画面を開き、メンバーのデータをダウンロードして、登録したい人のメアドをまとめてコピーした後に、登録メンバー入力欄へコピペを行うとよいでしょう。

複数名をいっぺんに登録できるのですが、意外と知らない人も多いので、念のため・・・。


色々と書いてきましたが、使い方は様々です。考え方次第では思いもよらぬ使い方もできるでしょう。

ただ、基本的には「会話ツール」という点は押さえておいてください。それ以外の使い道を考える場合、別のアプリのほうが良いことがほとんどですので・・・。