ところでみなさん、好きな音楽は何でしょうか。

その年代で流行りの曲など色々ありますが、音楽の好みによる「ジェネレーションギャップ」は、どの世代にもあると思います。

では、今の若者世代の音楽は良いものなのか悪いものなのか?はたまた、別の世代の音楽はどうなのでしょうか?

{いい音楽}というものさしは非常に難しく、音楽理論・演奏などに関する「専門的な目線」の良さと、楽曲制作や演奏に興味のない「一般的な目線」の良さと、お店などのBGMなどの「環境的な目線」の良さなどなど、様々な視点があります。

多くの人にとっての「いい音楽」とは、一般的な目線のものになると思います。そして、一般的に「音楽を聴こう」と思うのは、ヒットチャート上に気になる曲があった場合になります。

つまりは、「自身が一番音楽を多く聞いていた時にヒットしていた曲」が、その人が一番注意深く聞いていた曲であり、ヒットチャートに上がる=その時代の流行・ジャンルが反映された曲であるわけです。

You Tubeの発展により、昔より傾向が小さいとは思うのですが、年配者は今の曲、若年者は昔の曲が受け入れられないのは、この点ではないかなぁ・・・と思う次第です。

※「この曲/ジャンルの何がいいんだろう」と思う曲(できれば、そのアーティストのアルバム1枚)を、1ヶ月間ヘビーローテーションで聴いてみてください。気付いた時には、その曲/ジャンルの良さが分かるようになると思います。もし興味がありましたら、是非試してみてください。

さて、近年は音楽も多様性の時代と言うべきか、70年代アコースティックなものもあればファンクやジャズ、RnBを取り入れたものであったり、2010年代のニコニコ動画で流行っていたボカロ曲のような曲調もあり・・・、非常に面白い時代になったと思います。

傾向として、最近のヒットチャートを拝聴しますと、共通するのは<過去の様々なジャンルをどううまく融合させるか>をすごく深いところで考えている、ということだと感じます。使い古された言葉にすると、{枯れた技術の水平思考}でしょうか。

0から生み出されたものではなく、過去にあったものの融合でも「新しく」感じるのだなぁ、と思う次第です。

MIRAI推進室:久納