MIRAI推進室・コーディネーターの青井です。

昨年11月11日に立命館大学大学院キャリアパス推進室が主催するオンラインセミナーに参加してきました。

セミナーのタイトルは「人文社系大学院 その先に見えるものは?:大学院進学の意義や価値を考える」

今や人文社系のキャリアもアカデミアの中だけに求めるものではなくなってきています。

MIRAIプログラムでも、人文社系の博士課程を対象に、将来のキャリアを切り拓いていこうとしています。

とは言うものの、企業人も学生も、人文社系大学院は「特別な人が行くところ」という固定観念が根強くあるようです。

それどころか、研究者さえも、そう考えている方がまだまだ多いかもしれません。

セミナーは、基調講演と座談会の2部構成でしたが、全体を通じて、以下のことが繰り返し語られていました。

  • 人文社系大学院は特別な人が行くところではなく、興味関心があるすべての人に開かれている
  • 博士課程への進学は、キャリアをアカデミアに限定してしまうわけではない。むしろキャリア選択の幅を広げるものである
  • 大学院で身につけた知識やスキルは、企業の中でも発揮できる

座談会では、人文社系修士課程を経て、企業に就職した方、そしてこれから企業に就職しようとする方が、それぞれの経験を話されていました。

今はまだまだ少ないかもしれませんが、人文社系院卒者がアカデミアの枠を越えた広い世界で活躍する姿が当たり前になっていくといいな、と改めて思いました。