2024年5月下旬、山形県高畠町役場の方々をはじめ、多くの住民の方にご協力いただき、MIRAIスタディツアーを実施しました。
このスタディツアーには、軸となる「問い」があります。
それは、「現場にある課題やそれを取り巻く人々に触れ、社会課題の複雑さを現場の経験の上に理解しつつ、自らが関係することにより、より良い解決に向けた多角的な視点を持ち込むことはできるのか?」ということです。
- 現地の人々は問題をどのように捉え、どのような解決方法を目指しているのか
- 社会課題の周りでは、異なる背景を持つ人々がどのような協働を起こし、社会システムを構成し、動かしているのだろうか
- 現状について、部分と全体を批判的に捉えなおすことは可能なのか
- 自分たちはその社会システムの中で、どのような関わりを持てるのだろうか
世の中には山のように複雑な課題があり、その解決を目指す世界中の人々が産業などの様々な社会活動を通じて協働しています。技術開発は日進月歩で進み、世界中の至るところで日々、技術の社会実装の挑戦が行われています。
このスタディツアーで目指す学びは、そのような世界の中で、人文社会科学の視点が、多くのステークホルダーと共に目指す未来社会づくりの一助となれること・目指すべき社会を描く力の一助となれるような能力を持つことにあります。
このスタディツアーでは、高畠町役場のみなさんをはじめとした多くの人々との対話を重ね、自分、MIRAI、東京外国語大学などのコミュニティの特性により可能な高畠町との関わり方を、それぞれの観点において深堀り、協働を作り出せる方法を考察しています。
多くの人々との協働が、実現するその日を夢見て。