TUFS Cinema アフガニスタン映画特集『アジーズ先生』

東京外国語大学TUFS Cinemaは、映画を通じ、世界の諸地域における社会・歴史・文化の理解を深めることを目的として行われています。

今回上映するドキュメンタリー映画『アジーズ先生』は、復興期のアフガニスタンで人々が経験した暴力や絶望、その中で紡ぎ出された希望を描きます。監督を迎えての上映後のトークでは、近年の政変による変化を含む、同国の「いま」を知る機会を提供します。

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開催情報

日時  2024年12月14日(土) 14:00開映 (13:40開場、17:30終了予定)

会場  東京外国語大学 アゴラ・グローバル プロメテウス・ホール

プログラム

  • 映画『アジーズ先生』 本編上映(114分)

  • 上映後解説/トーク  マレク・シャフィイ(映画監督)
               登利谷 正人(東京外国語大学世界言語社会教育センター 講師)
               ※同時通訳あり(協力:大学院日英通訳・翻訳実践プログラム)

  • 司会         後藤 絵美 (東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所 助教)

その他 入場無料、事前登録制、一般公開


共 催 東京外国語大学TUFS Cinema
    東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所基幹研究「「記憶」のフィールド・アーカイビング: イスラームがつなぐ共生社会の動態の解明」
    東京外国語大学南アジア研究センター

協 力 東京外国語大学多言語多文化共生センター

事前登録フォーム

事前登録制での開催となります。

登録フォーム
https://sanda.tufs.ac.jp/event/tc241214form/

※ フォーム登録後に登録メールアドレスに受付完了メールが届きます。当日、入口にて受付完了メールをご提示いただきますので、ご準備くださいますようお願い申し上げます(スマホ画面で問題ありません)。

※ 事前登録がなくてもご来場いただくことは可能ですが、会場入口で参加登録をしていただきますので、事前にご登録いただくとスムーズにご入場いただけます。定員を超える場合は、事前登録を済ませた方を優先させていただきます。

作品紹介

『アジーズ先生』

監督、脚本、撮影、制作   マレク・シャフィイ(Malek Shafi’i)

音   楽         Sa Music

©BASA Film
2018年/アフガニスタン/114分/ダリー語・英語/日本語字幕/原題 Moallem Aziz



あらすじ

この映画はアジーズッラー・ロエシュと彼が設立したマアリファ高校での日常を描いたものである。日常とはいえ、そこにはアフガニスタンで常態化する貧困や暴力、破壊、混乱があふれている。そうした中、高校の生徒たちが、アフガニスタン社会をよりよいものとするために声をあげ、活動する姿に光があてられる。同時に、「グローバル・ティーチャー賞」のベスト・ティーチャーとしてノミネートされたアジーズが授賞式に向かう様子と、そこでのさまざまな語りが映し出される。


©BASA Film



本作について

2021年8月、ターリバーンが政権をとったことでアフガニスタンの政治的、社会的、文化的状況に大きな変化があった。それ以後、マレク・シャフィイ監督を含め、それまで国内での映画制作にたずさわってきた人々も、現地での活動ができない状態に置かれた。本作品は前作Mohtarama(「女らしさ」2012)で2013年山形ドキュメンタリー映画祭のアジア千波万波奨励賞を受賞したシャフィイ監督の最新作であり、その中には、政変前夜のアフガニスタンの人々の姿が捉えられている。前作Mohtaramaの中心をなすのは、女性抑圧的な社会に反対し、声をあげた女性たちの姿であったが、彼女たちを育て、つないだものの一つが、本作品に登場するマアリファ高校であった。

本作品は、アフガニスタンでフェミニズムを含む、多様な社会運動や大衆行動が広がりつつあった復興期を描いたものであり、アフガニスタンの現代史を知るための一つの入口となるだけでなく、アフガニスタンの人々に対する理解を深めるものとして重要である。


©BASA Film

上映後トーク

マレク・シャフィイ  Malek Shafi'i


映画監督

1974年生まれ。アフガニスタンで生まれ育つが、人生の大半を難民として海外で過ごしてきた。パキスタン、イラン、オランダ、カナダで暮らした後、6年前にデンマークに移住、現在はソフトウェア開発者として働いている。社会学学士。長らくドキュメンタリー映画制作や映画祭の企画を行ってきた。



登利谷 正人  TORIYA Masato


東京外国語大学世界言語社会教育センター講師

パキスタン国立ぺシャーワル大学大学院留学。日本学術振興会特別研究員などを経て2021年4月より現職。専門はアフガニスタン・パキスタン地域研究・近現代史、パシュトゥーンの言語文化。



企画・司会
後藤 絵美  GOTO Emi


東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所 助教

東京外国語大学ペルシア語学科卒、東京大学総合文化研究科より博士号取得(学術)。近現代のイスラーム圏の文化、思想、ジェンダーが専門。

保育所のご案内

TUFS Cinema上映の間、2022年9月に東京外国語大学国際交流会館前に開園しました「PAL国際保育園@東京外大」にて一時保育のご利用が可能です。
PAL国際保育園@東京外大:https://seiwagakuen.ed.jp/pal/

一時保育をご希望の方は、以下のウェブページからお申し込みください。
一時保育申込:https://hirogariclub.studio.site/ichijihoiku

※事前に簡単な書類の提出とお子様の様子をお伝えいただく園児面談(オンライン可)がございます。

保育所の利用可能時間は月~土の7:00-19:00までです。
19:00以降に終了する上映会や、日曜に開催する上映会につきましては、
保育所をご利用いただけませんので、予めご了承ください。

【お問い合わせ先】
PAL国際保育園@東京外大
月~土 7:00~18:30
電話番号:042-306-9955
mail:paltufs[at]seiwagakuen.ed.jp([at] を @ に変えて送信してください)
担当:杉田

会場のご案内

◆〒183-8534 東京都府中市朝日町3-11-1

◆JR中央線「武蔵境」駅のりかえ  西武多摩川線「多磨」 駅下車  徒歩5分
(JR新宿駅から約40分)

◆京王電鉄「飛田給」駅北口より多磨駅行き京王バスにて約10分 「東京外国語大学前」下車

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お問合せ先

月~金 9:00 ~ 12:00、13:00 ~ 17:00
祝日・一斉休業期間(夏季・冬季一斉休業など)を除く

東京外国語大学 広報・社会連携課 TUFS Cinema 事務局

TEL: 042-330-5441 
Email: tufscinema[at]tufs.ac.jp([at] を @ に変えて送信してください)
〒183-8534 東京都府中市朝日町3-11-1

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