外語祭特別企画「戦争と外大生」

2022年のロシアによるウクライナ侵攻以来、戦争は世界中の人びとにとって現実的な問題となりました。そこで学徒出陣80年の節目の2023年、外語祭期間に特別企画「戦争と外大生」を行う運びとなりました。

実は2020年初めごろ、本学出身の数名の方々から相談を受けた中山智香子研究室有志が展示企画を準備し始めましたが、新型コロナのパンデミックで中断を余儀なくされました。その後コロナ禍が収まり始めた頃、外大出身の故・山本幡男氏が主人公のモデルとなった「ラーゲリより愛を込めて」が映画化されて大きな反響を呼び、その上映を含む拡大企画として今年、実施することになったのです。

映画は英語字幕付きで上映し、また企画プロデューサーの平野隆氏をお招きして基調講演いただくだけでなく、外大生らが壇上で平野氏に質問したり議論をしたりして現代世界の戦争を自分事として考えるラウンドテーブルも行います。307教室では、山本幡男氏だけでなく、ラバウルで刑死した片山日出夫氏や、学徒出陣してビルマで戦死した芥川多加志氏らの外大時代、戦争との関わりなどについても、展示企画を行います。25日、26日には関連映像の上映も行い、ご来場くださった方々と企画者たちが感想を話したり議論をしたりする時間を確保する予定です。この機会にぜひ、戦争に直面した現代世界の多文化共生を、ご一緒に考えましょう。

企画への参加をご希望の方は、下記登録フォームより事前登録をお願いいたします。当日会場で定員を超える場合は、事前登録のある方を優先させていただきます。

The Movie, “Fragments of the Last Will”, is a Japanese film made in 2022 about a former student of TUFS whose language skill of Russian was mobilized in the front of the Pacific War in the middle of the Twentieth Century. He was caught and experienced terrible hardship of forced labor in Siberia afterwards because of his ‘commitment to the war crime’. We will show the film with English subtitle. After the screening, we have a roundtable discussion with the producer of the film, Mr. Takashi Hirano, and TUFS students, but unfortunately only in Japanese. Sorry for this inconvenience.

Please make a reservation with the Google Form below, if you want to watch the film.

「戦争と外大生」実行委員会・中山智香子
2023年TUFS多文化共生活動「多文化共生への構造的暴力を考える」
協力:株式会社ファブリカ・ポリティカ

日時

2023年11月23日(木・祝)

※11月23日の映画上映については、事前予約を済ませている方は12時から開場します。事前予約の無い方の若干の当日席は12時半頃から随時ご案内する予定です。

場所

研究講義棟101講義室

プログラム

  • 13:00 映画上映『ラーゲリより愛を込めて』(134分)
  • 15:30 ラウンドテーブル
    ゲスト:平野隆 企画プロデューサー

その他

入場無料、事前申し込み制(定員250名)

イベントお申し込み
映画上映については、定員の250名を越しましたので予約を締め切りました。
ラウンドテーブルは引き続き予約を受け付けております。

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSc1xDQYRxyk8Yvfor0g3o39Hnxww-GqMBRdr8qYib6E2Zd6gQ/viewform?embedded=true

※11月23日の映画上映については、事前予約を済ませている方は12時から開場します。事前予約の無い方の若干の当日席は12時半頃から随時ご案内する予定です。

特別展示「戦争と外大生」

11月22日(水)~26日(日) 研究講義棟307教室

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