TUFS Cinema マレーシアドキュメンタリー映画上映会『斧は忘れても、 木は覚えている』
開催情報
日時 2022年7月9日(土)14:00開映(13:40開場、17:00終了予定)
会場 東京外国語大学 アゴラ・グローバル プロメテウス・ホール
プログラム
- 『斧は忘れても、 木は覚えている』本編上映
- トーク:盛田 茂 氏(立教大学アジア地域研究所特任研究員)
- 司会:左右田 直規(東京外国語大学 大学院総合国際学研究院 教授)
その他 入場無料、事前登録制(先着250名)、一般公開
主催:東京外国語大学TUFS Cinema
協力:東京外国語大学多言語多文化共生センター
事前登録フォーム
新型コロナウイルス感染症対策のため、事前登録制での開催となります。
登録フォーム https://forms.gle/GjV9y8cNSYBPrrU59
※ フォーム登録後に登録メールアドレスに受付完了メールが届きます。当日、入口にて受付完了メールをご提示いただきますので、ご準備くださいますようお願い申し上げます(スマホ画面で問題ありません)。
※ 事前登録がなくてもご来場いただくことは可能ですが、会場入口で参加登録をしていただきますので、事前にご登録いただくとスムーズにご入場いただけます。定員を超える場合は、事前登録を済ませた方を優先させていただきます。
※ 新型コロナウイルス感染症対策のため、ご来場にあたっては、次の点をご留意ください。あらかじめご了承ください。
- 必ずマスクを着用してご来場ください。
- 来場時に、検温および連絡先の届け出にご協力いただきます。
作品紹介
2019年/台湾制作(撮影地:マレーシア)/華語、英語、マレー語、オラン・アスリ諸語/89分/日本語字幕付き
監督:ラウ・ケクフアット(Lau Kek Huat/廖克発)
【作品について】
台湾在住のマレーシア華人、ラウ・ケクフアット監督は「ドキュメンタリー映画監督の仕事は、当事者でなければ決して感じる事のできない個人・家族の実体験を基に歴史を再評価する事だ」と述べている。
本作は、アーカイブに保存された写真、映像資料を横糸にし、公式発表で死者196名、負傷者439名が犠牲になったマレー人・華人間の民族暴動「513事件」と、マレーシア半島部に居住する少数先住民族オラン・アスリの苦渋に満ちた歴史を辿りながら、彼らが直面する慣習的土地利用を犯す森林伐採とイスラーム化(同化)政策の状況を縦糸にして紡ぎあげられた作品である。
証言を基に、心の奥に深く封印された個人の記憶を理性的・客観的な筆致で掘り起こした監督の制作意図は「加害者は忘れても、被害者は苦しみの歴史として記憶する」を意味するアフリカの諺「What the axe forgets, the tree remembers」から採られたタイトルに示されている。
しかし残念ながら、513事件は「敏感な問題」として50年を経た今でもタブー視されており、本作のマレーシアにおける劇場公開の目途はたっていない。
台北金馬映画祭(2019)金馬奨ドキュメンタリー賞ノミネート、台北映画祭(2019)ドキュメンタリー賞・音楽賞・音響デザイン賞ノミネート、DMZ国際ドキュメンタリー映画祭(2019)アジアン・パースペクティブ賞ノミネート。
トークセッション登壇者のご紹介
盛田 茂 MORITA Shigeru
立教大学アジア地域研究所特任研究員。専門はシンガポールの映画研究。著書に『シンガポールの光と影― ―この国の映画監督たち』(2015年、インターブックス)がある。
会場のご案内
◆〒183-8534 東京都府中市朝日町3-11-1
◆JR中央線「武蔵境」駅のりかえ 西武多摩川線「多磨」 駅下車 徒歩5分
(JR新宿駅から約40分)
◆京王電鉄「飛田給」駅北口より多磨駅行き京王バスにて約10分 「東京外国語大学前」下車
キャンパスマップ
お問い合わせ
東京外国語大学 広報・社会連携課( 土日祝をのぞく 9:00-17:00)
〒183-8534 東京都府中市朝日町3-11-1
Tel: 042-330-5441
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