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昨日の新聞

毎朝定刻にラジオを設定しておいて聞きながら起きたり起きながら聞いたりするのだが、昨日はJ.カビラさんが「今日の各新聞の一面と社説を読み比べてみてください。こんなに違うんですねー」というのをぼんやり聞きながら起きた。そうだ、新聞各紙買わなきゃ。高校時代の恩師のK先生が高校の授業で推奨した「社会を知る」手法である。だがそのうち忘れてしまって昼頃。そのK先生(今や90歳代なかばでホーム在住)からたまたまお電話で「今日の新聞各紙、買っておいてくれ」とのご連絡。そうだった!ぼけとんのか、ワレ!
みずからのうっかりに苦笑しつつ今日になって目を通したのだが、一面と社説だけでなく各紙全体がそれぞれの立場を示しており、まことに興味深い。どう考えても相容れない立場の議論の立て方に、なるほどそういう風に考えるのかと思ったり、記事の配列や大きさにさまざまな意図を読み取ったりー。新聞というメディアだけで社会のすべてが代表されているわけではないが、意見の食い違いの根元が垣間見える。苦境が続くとされるが、がんばってくれ新聞!
記事以外でへえ、と思ったのが、日経文化欄の下にあった早川書房の「本日、創立80周年を迎えました」という広告である。SFとかミステリーとかに強い出版社という印象だったが、戦争が終わったその日に創立というシンプルな事実に、創業者のひとかたならぬ強い決意が感じられた。今度本屋に行ったときには、何か一冊、手に取ってみたい。

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2025年8月16日 22:40に投稿されたエントリーのページです。

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