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コンビニからコンヴィヴィへ

時間が過ぎるのがはやい。あっという間に立春である。今日は、先週29日の晩に新宿某所で行われたゼミ生関連企画のことを少し書いておきたい。それは3年ゼミ幹のS星が昨年10月なかばに参加させていただいた、福祉楽団のI氏の率いる海外ツアーの報告会であった。実はI氏は2014年度の合宿で当方のゼミ生たちが職場にお邪魔したときのことを覚えていて、ツアーの学生参加者募集を知らせてくださったのだ。ゼミ活動が数年をおいて、こんな風に新たなご縁を結ぶとは驚きかつ感激である。
 ツアー報告の内容も面白く、参加したゼミ生諸氏も質疑に討議にとがんばっていたが、何しろ今なお若々しいI氏が代表者として、福祉や介護をかっこよく面白い仕事にする情熱と実績がハンパなく、強烈なインパクトであった。以前に訪れたときも「恋する豚研究所」や「多古新町ハウス」のコンセプトに多くのゼミ生が(当方も)鮮烈に打ちのめされたが、5年経った今や、その活動が何倍にも広がっていた。脱帽。しかしI氏のミニレクチャーの最後に挙げられた「ちょっと難しい」学術的参考文献に、ゼミでしょっちゅう話題に出るイリイチやポランニーが並んでいたのだから、ゼミ生が(当方も)嬉しくないはずがなかった。イエーイ!ゼミ生以外には、福祉新聞の編集様やA新聞系のウェブで認知症にかかわるさまざまな取り組みを追う「なかまある」のご担当様など、これまた興味深い仕事人たちが集っていた。やはり大事なのは現場の知である。なんともありがたい機会だった。
 会合の後は近くの「駆け込み餃子」へ。この店は出所者を雇用することで知られているそうだが、同様の取り組みとしての「日本駆け込み寺」や「再チャレンジ支援機構」、そして「風テラス」(風俗業界で働く人のための法律相談など)のことなどが、さらっと話題にでる。餃子も美味しかったが、みんなでもりもり餃子を食べ、がぶがぶ飲みながらこうした話をする感じが、なんともよかった。その時ふと、コンビニからコンヴィヴィへという謎の名言(迷言)を思いついてみなさんから褒められたが、数日たってみると、それほど冴えた言葉ではない。ちーん

 

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2020年2月 4日 21:46に投稿されたエントリーのページです。

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