« 小文掲載 | メイン | 日比谷野音、あふれる »

外堀を埋めようとする力に対して

このところ大いに問題になっていることで今更でもあるが、特定秘密保護法、これはほんとうによろしくない。世界ではウィキリークスにつづいてスノーデン氏のこともあり、こっそり行っていたことがあれこれ明るみに出て物議を醸し、結果的には、盗聴など一線を越えた情報取得はまずいと認知されつつある。ところが日本では何が明かされるか心底ビクビクして、とにかくその外堀を埋めようということなのだろう。世界の流れに逆行する方向に突き進んでいる。「何が秘密か明らかにしない」「情報請求をした者も処罰対象にする」ことが批判されるが、もちろん隠す側からすれば「これが秘密ですよ」と示せば、もはやなかば秘密でないに等しく、情報が請求されるときにはすでに中身の怪しさがなかば明らかになってしまっている。だからこのような法案になるし、つまりはこの法案そのものがまずいのである。このところ原発再稼働に向けた動きや原発輸出、TPPととんでもない話がテンコ盛りで文字通り「やりきれない」のだが、これらに関しても秘密裡におかしな方向を進めるこの法案に対して、とにかく声をあげなければならない。
先週だったか(たぶん14日だったのだろう)夕刻に新宿を歩いていたら、盛大な街頭キャンペーンをやっていて、ビラをもらった。明日21日夕刻に集会があるそうだ。
20131121flyer.jpeg

夕方の集会なので平日だが参加しやすい。ちなみにわれらがデモ友たちの現場の調布付近では、連日の抗議行動が展開されている。なかなか忙しくて参加できないが、心からエールを送る。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
https://www.tufs.ac.jp/blog/mt6/mt-tb.cgi/13354

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

About

2013年11月20日 09:30に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「小文掲載」です。

次の投稿は「日比谷野音、あふれる」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。