8月11日から13日は外大ロックアウトで、週末の15日まで実質上のお盆休みである。ようやく一息つけて、渋谷ユーロスペースでペドロ・コスタ監督『何も変えてはならない』を観てきた。女優であり歌手でもあるジャンヌ・バリバールのドキュメンタリー的作品である。

全体としては音楽作品を楽しむ出来であるが、各シーンため息が洩れるほど美しい。ペドロ・コスタ監督、えらいっ!で、このバリバール、マルクス主義思想家のE. バリバールのお嬢さんであるとのこと。この点に関しては彼もホクホクらしい。さしもの思想家も、人の親ということか。しかし久しぶりの映画館の幸福… ああ、クセになるう。