パスタと言ったら、ほぼスパゲッティを指すように、
何の断りもなくアーティストと言ったら、
ほぼミュージシャンのことであるという「場」が
今の日本語の中では広まっているように思える。
それは、「学会」と言ったら、某○○学会のことと
取る人がいるのと似ている。
日本語全体での話ではないが、ある「場」では
そのようになっている。
そのようなアーティスト名、言い換えるとバンド名、
ソロ・アーティスト名で最近目についたのは、まず
「カネヨリマサル」
https://kaneyorimasaru.com
アクセントは、
/LHH]L LH]L/
「It's better than money」
のパターンではなく、
男子の個人名パターンの
/LH]LL LHH=/
である。
メンバーは女子ばっかりなのに、である。
メンバーが男子ばっかり、あるいは男子がちなのに
女性名ってのもありますね。
「Mrs. Green Apple」とか
https://mrsgreenapple.com
「サイダーガール」とか
https://cidergirl.jp
その逆張りですね。
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あともう1人。
「Nilüfer Yanya」
英語版ウィキペディアには、英語圏での読み方が
載っています。
https://en.wikipedia.org/wiki/Nilüfer_Yanya
翻って、日本では、ニルファー・ヤンヤが定着しています。
その「ヤンヤ」の「ン」が音声学上の鼻母音で発音されるのが
なんかしっくりこないなと思ってたのですが、そんなの
Enya「エンヤ」のときも同じでしたw
まあ、他の選択肢もあんまりベターじゃないですね。
「ヤニヤ」
「ヤニャ」
日本語で「ヤンヤ」と発音している人が、
英語圏に行ったら、nを[n]近辺の音で発音するように
自動変換できればいいだけの話ですね。