再び宮沢氷魚と「his」。
https://movie.walkerplus.com/news/article/220805/
1つ前のブログ記事には、radikoで「宮沢氷魚」でタイムフリーを
検索した結果が出ています。
数日で、今聞ける番組は聞けなくなりますが。
宮沢氷魚は、LGBTに偏見を持っていたのが、
当事者に出会うことによって、段々と偏見が無くなっていったという
習得アライではなく、
もっと若いときから、インターナショナルスクールで、
周りにカミングアウトをしているLGBTがいて、
それが当たり前であり、偏見を持ったことがないという、
ネイティブ・アライであるようだ。
(アライ [ally] というのは、LGBTQ+当事者ではないが、
その人達に連帯する非当事者という意味です。)
そんな自分にとっては当たり前であるLGBTが、
世間の中では、自分とは比べ物にならない生きづらさを感じていることが
わかってきたという。
習得アライが悪いということを言っているのではないですよ。
でも、生育環境によっては、最早、偏見を一度も持ったことがない
ネイティブ・アライが生まれてくる時代になってきているということが
言いたいのです。
(以上、習得アライとネイティブ・アライというのは私の造語ですが、
他は、ラジオ放送、ニュース記事で読み聴きしたものを
要約しています。)
数年前に、ミュージカル「RENT」が日本で上演されて、
その出演者と、LGBT当事者が壇上にあがって
上演後トークをしていたことがあったのですが、
ある出演者が、「自分の周りにはLGBTはいないっす。
知らないっす」と言って、全く興味が無いようでした。
いやいや、その時の座組にいたじゃないの!
クローゼテッド・ケースではなく、オープンな人が!
みたいに思ったものでした。
そんな無知偏見者のような人たちも、
段々とpasséのものになっていくんでしょう。
(以上は、私の観察と意見です。)
閑話休題。
木村草太教授が、ラジオで、同性婚訴訟について話していました。
ロンドンブーツ1号2号 田村淳のNewsCLUB | 文化放送 | 2020/01/25/土 13:00-14:55
http://radiko.jp/share/?sid=QRR&t=20200125132905
#radiko
(これも、1/25から1週間のみの公開です。それ以降は聞けません。)
まだ広がっていない概念ですが、同性婚訴訟を突き詰めていくと、
結婚の依拠するところに、2つの説が出てくると。
「親密関係保護説」と、「生殖関係保護説」。
生殖関係保護説とは、子供を作るカップルが結婚することを
保護するべきだという説。
親密関係保護説とは、親密な関係にあるカップルが結婚することを
保護するべきだという説。
よくよく考えると、従来からの異性婚であっても、
生殖することだけが保護されているのではなく、
結婚した2人の、様々な事柄が保護されている。
子供を持たない・持てないカップルもいるし、
血縁によらない養子を育てているカップルもいる。
そう考えると、生殖関係保護説だけを主張していると、
主張の基盤がどんどんと崩れ去ってしまう。
他方、親密関係保護説を取ると、同性婚をことさら
排除することに、根拠が無くなる。
政府はその辺りが(言語化されてはいないだろうけれど)
争点になることは望んでいなくて、
のらりくらりと、説明をせずにはぐらかし続けてきている
というのである。
(以上は、ラジオ放送からの要約とパラフレーズです。)