« 「筆談ホステス」斉藤里恵さん、新成人にメッセージ | メイン | マクドナルド、シンガポールの十二支「ブタ」差し替えで謝罪 »

バとヴァ

日本語の書き文字、バ行と、ヴァ行について。

研究者レベルの人では、仮名のバ行と、ヴァ行を
書き分ける人が多いですが、
それは皆さん、程度の差はあれ、原語の原綴りを
知っているからできることです。

しかしながら、僕は、基本的にヴァ行を使わないことに
しています。恩師、E先生が、
「日本語では、まだ音素/b/と音素/v/が別々な
 音素として確立していない。また一般の人が
 バ行とヴァ行を書き分けようとしても、
 結構間違っている場合が多い。よって
 ヴァ行をバ行と区別して書くことはしない」
旨明言されていたので、それを踏襲しています。

実際、我が大学が以前あったところの近くの
鉄道駅には、「ヴァンフ Banff」という喫茶店が
ありました。

しかし、研究者レベルの書き物では、ヴァ行を
書かないということは、かなり少数派に
なってきており、プレッシャーを感じてもいます。

もとより、日本語でも、ヴァ行が発音し分けられる
ようになり、音素として確立するようになれば、
それに従って、仮名を書くようになるまでですが、
音素の確立は、そう近々には実現しそうにも
ありません。

というわけで、僕は、無駄な抵抗と思いつつ
レヴェルではなく、レベルと書くのです。

About

2010年1月15日 13:41に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「「筆談ホステス」斉藤里恵さん、新成人にメッセージ」です。

次の投稿は「マクドナルド、シンガポールの十二支「ブタ」差し替えで謝罪」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。