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◆◆◆◆ 2017/12/13
◆◆◆ 多言語・多文化教育研究メールマガジン No.92
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お知らせ
【1】《多言語・多文化教育研究センター情報》
■「通訳人を介した模擬裁判」を実施しました【報告】
【2】《東京外国語大学情報》
■連続講演会「国際日本研究へのまなざし―ことば・文化・教育―」
第5回「"Omotenashi"の先へ―観光で国をひらくということ―」(1/18)
■TUFS Cinema上映会を開催します(12/16、12/23、1/6)
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【1】《多言語・多文化教育研究センター情報》
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■「通訳人を介した模擬裁判」を実施しました【報告】
通訳の仕事は、会議通訳や観光客への対応など様々ですが、日本に滞在する外国人が増加するにつれ、取り調べや裁判などの法的な場面で通訳を行う司法通訳のニーズも増加しています。そこで、司法通訳の重要性についてたくさんの方に知っていただくために、東京外国語大学と東京地方検察庁との連携で「通訳人を介した模擬裁判」を実施しました。
模擬裁判では、外語大の留学生や卒業生などが通訳人役として出演し、検察官による解説を交えながら、外国人が裁判に関わる際の進行の概要を理解していただきました。アンケートでは、参加者のほとんどが「参考になった」「司法通訳に興味を持った」と回答し、「司法通訳を身近に感じることができた」「裁判における通訳人の役割がよく分かった」という感想もいただきました。
講評:内藤稔講師(東京外国語大学大学院総合国際学研究院)
≪イベントの概要≫
〇日時:平成29年11月23日(木・祝) 14:00-15:30
〇会場:東京外国語大学府中キャンパス 研究講義棟227教室
〇進行:
14:00 ~ 14:05 挨拶・注意事項
14:05 ~ 14:10 概要の説明
14:10 ~ 14:15 冒頭手続(起訴状の朗読など)(日←→英 逐次通訳)
14:15 ~ 14:25 警察官(日本語)の証人尋問(日→英 逐次通訳)
14:25 ~ 14:40 被害者(中国語)の証人尋問(質問:日本語→英語、日本語→中国語、証人の答え:中国語→日本語→英語)(逐次通訳と同時通訳の双方で実施)
14:40 ~ 14:50 被告人(英語)に対する質問(日←→英 逐次通訳と同時通訳の双方で実施)
14:50 ~ 15:10 総括
15:10 ~ 15:30 講評、質疑応答
〇事件の内容:
電車内でのスリ未遂(窃盗未遂)の事案。
英語を母語とする被告人が、電車内で、中国語を母語とするの被害者の手提げバッグ内に手を差し入れて、バッグ内の金品を盗もうとしたものの、これを目撃していた警察官に発見されて逮捕されたというもの。警察官と被害者は、被告人がバッグ内に手を差し入れた様子を目撃しているが、被告人は「バッグ内に手を差し入れていない。盗もうとしていない。」と供述して、起訴事実を否認している。
〇配役:
被告人役(設定:英語母語話者):本学卒業生
被害者役(設定:中国語母語話者):本学留学生
通訳人役(英語・中国語各2名):東京外国語大学言語文化サポーター(本学卒業生及びオープンアカデミー修了者)
警察官役、検察官役、弁護人役、裁判長役:東京地方検察庁検察官
▼詳細はこちら
http://www.tufs.ac.jp/blog/ts/g/cemmer/news/post-17.html
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【2】《東京外国語大学情報》
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■連続講演会「国際日本研究へのまなざし―ことば・文化・教育―」
第5回「"Omotenashi"の先へ―観光で国をひらくということ―」(無料/申込不要)
政府への提言を続ける一方、国内各地の観光振興のため奔走し、京都国際観光大使、東京の観光振興を考える有識者会議メンバー、二条城特別顧問などを務めるアトキンソン氏に、五輪開催とその後の日本の経済発展に向けて、"Omotenashi"で終わらない日本の観光産業戦略を語っていただきます。日本文化(文化財)を観光資源として捉え、より戦略的に活用していくにはどうすればいいのか、考えてみましょう。
講演者:デービッド アトキンソン氏(株式会社 小西美術工藝社 代表取締役社長)
▼詳細はこちら
http://www.tufs.ac.jp/research/js/event/2017/09/-5.html
【日時】2017年1月18日(木)17:45-19:15
【会場】東京外国語大学 研究講義等101教室
【問合せ】東京外国語大学国際化拠点室(042-330-5829 caas_admin@tufs.ac.jp)
■TUFS Cinema上映会を開催します
TUFS Cinemaとは、東京外国語大学が不定期に開催する世界諸地域の映画の上映会です。上映やトーク企画を通して世界諸地域の社会・歴史・文化などの理解を深めることを目的として開催しています。
世界には多様な言語・文化・民族・宗教・社会があり、さまざまな「暮らし」があります。そして、多くの社会問題も存在します。それらを共有し、理解を深め、ともに考えていく機会になればと思います。
◆東南アジア映画特集(無料/申込不要)※第1回は終了しました
12月16日(土)14:30- 第2回カンボジア『ダイアモンド・アイランド』+解説
12月23日(土)14:30- 第3回シンガポール『見習い』+解説
1月6日(土)14:30- 第4回マレーシア『JAGAT(世界の残酷)』+解説
▼詳細はこちら
https://tufscinema.jp/
【問合せ】東京外国語大学 総務企画課広報係(042-330-5150 soumu-koho@tufs.ac.jp)
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