疑問文は、基本的に文末でイントネーションが上がります(疑問調イントネーション)。 また、以下の2番目の文例のように、"apakah" という語を疑問文に用いることもあります。この語はここでは特に意味はなく、疑問文であることを明示するという機能を持っています。 疑問詞を用いる場合でも、疑問詞が必ず文頭にくるということはありません。簡単な文では、平叙文の語順でわからない部分を適切な疑問詞で置き換えることで、疑問文ができあがります(文例3、4)。 |
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「これは警察署ですか?」 | 音声(MP3形式:47KB) |
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「彼(女)はもう出発しましたか?」 | 音声(MP3形式:45KB) |
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「これは何ですか?」 | 音声(MP3形式:27KB) |
音声(WAV形式:377KB) | ||
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「彼(女)はどこに住んでいますか?」 | 音声(MP3形式:41KB) |
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疑問文でも、《述部》が《主部》に先行することがよくあり、イントネーションも平叙文の場合と同様に《述部》の終わりで大きく上がってその後極端に下がります。 文例の3番目の "dari mana" は、《述部》というよりむしろ題述 (comment) であるとしたほうが適切でしょう。つまり、「どこからですか」(題述:comment)−「彼(女)が来たのは」(主題:topic)という構造をイントネーション型で表していると考えられます。 |
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「もう出発しましたか、彼(女)は?」 | 音声(MP3形式:35KB) |
音声(WAV形式:505KB) | ||
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「何と言いますか、あなたの名前は?」 (「あなたの名前は何と言いますか?」) |
音声(MP3形式:49KB) |
音声(WAV形式:705KB) | ||
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「どこから彼(女)は来たのですか」 (「どこからですか、彼(女)が来たのは?」) |
音声(MP3形式:36KB) |
音声(WAV形式:513KB) | ||
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