*ベトナム国立劇場によるチェーホフ『ワーニャおじさん』の舞台

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TUFS多文化教育研究プロジェクト「多文化共生としての舞台芸術」(2021) について

目的

「舞台芸術」にはいろいろな形態がありますが(演劇、ミュージカル、オペラ、バレエ、歌舞伎、能、コンサート、人形劇、サーカス…)、そこでは、言葉、歌、音楽、美術、舞踊といったさまざまな要素が絡みあい、一体となってひとつの芸術をつくりあげています。これだけですでに、舞台というのは異文化が触れあい衝突しあい融合しあう多文化共生のひとつのモデル、あるいはメタファーだと言ってもいいわけですが、本学の場合、外語祭で学生たちが披露する「語劇」は、そこへさらに外国語という要素が加わるので、文字どおり多文化・多言語による共同作業・共生を、身をもって実践する営為だということになります。

「多文化共生としての舞台芸術」は、さまざまな文化的・社会的環境のなかで生きる人たちのそれぞれの視点からその喜びや悲しみを演じ、その地域の言語や文化を深く理解しようという学生たちを応援するためのプロジェクトです。芝居という身体的実践を通じてこそ、他者の考えや気持ちが真に理解できるのではないでしょうか。

本学のこうした取り組みを広く社会と分かち合いたいという思いから、連続セミナーを公開することにしました。世界の舞台芸術の多様性と普遍性について、学生、教員が理解を深め、研究していきますので、学外の皆さまもぜひ学生たちの活動を応援していただくとともに、舞台芸術の世界の多様性と豊かさにも触れていただければと願っています。

具体的内容

本プロジェクトは、次の2つの企画から成っています。

① 連続セミナー「多文化共生としての舞台芸術」

秋の外語祭までの間に8回の連続講義を開催します。「現代的演出」「脚本の読み方」「演出」「字幕」「ミュージカル」「舞踊」「日本の古典演劇」「日本の現代演劇」。語劇を制作するにあたって必要な知識から、日本を含めた世界の演劇の現状や歴史、多様性、問題点をさまざまな視点から考察していきます。一般公開。下にスケジュールがありますので、ぜひご参加ください。

② 語劇支援のワークショップ

演出、音響、照明、大道具、メイクといった語劇に必要な実践的知識を身につけます。学内の語劇関係者限定。

経緯

もともとは、2004年度に本学の「生きた言語修得のための26言語・語劇支援」プログラムが、文科省の「特色ある大学教育支援プログラム」に採択されたことがきっかけで始まった取り組みですが、事業期間が終了した後もずっと続けられてきました。今回、これをさらに拡充して「TUFS 多文化教育研究プロジェクト『多文化共生としての舞台芸術』」として本学の多文化多言語教育研究の一角に位置づけることとしました。

① 連続セミナー「多文化共生としての舞台芸術」(主催:総合文化研究所)
スケジュール

*「テーマ」をクリックすると詳細ページに移ります。


日時 テーマ 講演者
第1回 2021年4月26日(月)
18:00~19:30
現代的演出 平田栄一朗(慶應義塾大学文学部教授、ドイツ演劇)
第2回 2021年5月20日(木)
16:00~17:30
脚本の読み方 杉山剛志(壁なき演劇センター、ベトナム国立劇場芸術監督)
第3回 2021年6月 演出 未定
第4回 2021年7月 字幕 未定
第5回 2021年8月 ミュージカル 高橋知伽江(脚本家、翻訳家)
第6回 2021年8月 舞踊 未定
第7回 2021年9月 日本の古典演劇 未定
第8回 2021年10月 日本の現代演劇 内野儀(学習院女子大学 文化交流学部教授、アメリカ演劇・日本現代演劇)

② 語劇支援のワークショップ(主催:語劇支援室)

準備中

  • 過去の講演会について(準備中)
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