報告者：野本京子氏（国際日本研究センターセンター長、大学院総合国際学研究院教 授）
日時：2013年6月14日
場所：東京外国語大学府中キャンパス　管理事務棟2F 中会議室

2000年代以降、日本の大学において「国際日本学」「国際日本研究」の名称を持つ組織が次々に設立された状況の中で、本センターの目標および活動を時代との関わりを意識しつつ跡づけた報告である。他大学の「国際日本学部」（明治大学）、「国際日本学インスティテュート」（法政大学）「国際日本研究専攻」（筑波大学）など「国際日本」を冠した組織が設立されているが、その趣意書を見る限り、それぞれに向かう方向は異なっている。その中で、東京外国語大学に設立された本センターとしては、「国際日本学」研究とその教育について、学際的、かつ国際的に追求されるべき領域としての新たな共同研究、本学の特色を生かし、言語（ことば）を核とした人文科 学の横断的研究を目指していきたいという方向性が示された。

（坂本惠）