活動報告

Activity Reports

センターの活動報告です

講演会「大航海時代の日本=スペイン関係」

日時: 2009年9月28日(月曜日) 13:00~17:00
会場: 東京外国語大学府中キャンパス 留学生日本語教育センター「さくらホール」
参加者数: 50名
講演:
  コンスエロ・バレーラ氏 「スペインにおける日本」(スペイン語)
  フアン・ヒル氏 「日本におけるスペイン」(スペイン語)
司会: 立石博高氏 (東京外国語大学)
通訳・翻訳: 平山篤子氏 (帝塚山大学)

 2009年4月に発足した本センターの、記念すべき第一回講演会が、本学海外事情研究所との共催で9月28日(月)に行われました。テーマは「大航海時代の日本=スペイン関係」で、この研究分野における第一人者でいらっしゃる、コンスエロ・バレーラ氏(イスパノ・アメリカ研究所)とフアン・ヒル氏(セビーリア大学)に、ご講演を頂きました。学内外から多くの方が参加し、盛会となりました。

 今年は、スペイン船「サン・フランシスコ号」が、メキシコに向かう途中で遭難、沈没し、上総国岩和田村(現御宿町)の人々が乗組員を救助したという出来事から400年に当たります。両氏(ご夫妻)は、この、日西墨三国交通発祥の記念行事に参加するためスペインから来日しておられましたが、この機会に本センターにもお越し頂くことができました。

 バレーラ氏は、当時のスペイン帝国における、日本人移民の様子や、日本文化の受容などについて、またヒル氏は、日本における修道士の葛藤や幕府との関係などについて、お話されました。参加者は、お二人の講演から大変興味深い史実について学ぶことができました。質疑応答の時間には、会場から様々な質問が寄せられました。歴史学における方法論や、当研究分野における今後のテーマなどについても議論が及び、有意義な討論が行われました。

 両氏には、ハードなスケジュールを縫って、このたび本センターでご講演頂いたことに、感謝申し上げます。翻訳および通訳でご尽力いただいた平山篤子氏にも厚くお礼を申しあげます。

(左から)
コンスエロ・バレーラ氏、フアン・ヒル氏、
立石博高氏、平山篤子氏

講演会の 写真 (スライドショーでご覧いただけます)

講演会の ポスター (PDFファイル)

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