大学院総合国際学研究科

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研究科長メッセージ

大学院総合国際学研究科長

岩崎 務

 大学院総合国際学研究科は博士前期課程の改組によって2016年度より新しい姿に生まれかわっています。
 昨今の国際情勢を見れば、グローバル化の波が急速に世界の様相を変化させていますが、それは世界の単純な均一化ではなく、既存の国家・地域文化・社会との相互作用が生じることによって、わたしたちが取り組むべき問題はむしろいっ そう多面的で複雑になっています。博士前期課程では研究者養成系と高度職業人養成系に分けて大学院教育を行なってきましたが、近年のこのような状況に対応できる能力を身につけるためには、学問分野の固定化された枠組や、研究者・高 度職業人の二分化にとらわれない柔軟な教育体制が必要であると考えました。そのため、従来の4専攻を融合化して「世界言語社会専攻」とし、多様な問題に対して、俯瞰的な視点によって物事を捉える総合力と、コミュニケーションやコー ディネーションの具体的な実践力を併せもった人材の養成をスタートさせました。
もちろん、世界諸地域の言語の運用能力を基礎とした言語・文化・社会の研究という本学伝統の強みは変わりありません。
 一方、日本についても世界との関係で捉える必要がますます大きくなっていることから、日本地域・日本語の教育研究に関わる本学の教員を結集し、「国際日本専攻」を設置しました。この新しい専攻には国内外の先進的研究者も招聘し、「世界の中の日本」を客観的な視座をもって理解し、世界に向け日本を発信することのできる人材の養成を目ざします。
 このように生まれかわった本学大学院において、世界と日本について新たな視点によって新たな理解を探求し、「総合国際学」をさらに深化させようとするわたしたちのチャレンジに、みなさんが参加してくださることを心より願っています。