算数

南米スペイン語圏出身児童のための算数教材 掛け算マスター・日本語クリアー

   本教材は「南米スペイン語圏出身児童むけ教材開発プロジェクト(プロジェクト・コンドル)」による、南米スペイン語圏出身児童のための算数教材シリーズの「掛け算」版です。「足し算・引き算」版に続いて、日本の公立小学校に通う南米スペイン語圏出身児童および児童を指導する方を対象に作成しました。
   本教材は「コトバがネックとなって算数の内容がはっきりとつかめない」児童のために作られているため、算数を学ぶと同時に教科内容理解に必要な最低限の日本語を学べるようにもなっています。
   構成として「児童用」と「指導者用」があります。「指導者用」ではより効果的に本教材を活用していただけるよう指導の流れや注意点を紹介しています。また児童の理解を促すツールの一つとして用語のスペイン語訳も用意しました。

【児童用】
児童が日本語を使って算数を学ぶことを目的とするため、スペイン語の挿入は最小限にしてあります。重要な用語や例文を各課のはじめに提示した「ようごとぶん」があります。

【指導者用】 児童用教材に「指導ポイント&ヒント」を追加。
「児童用」に指導の際に活用するための「指導ポイント&ヒント」を加え、指導者が本教材をより活用しやすくしました。


利用方法
Get ADOBE READERPDF教材をご覧いただくには「Acrobat Reader」(無料)が必要です。お持ちでない方は、右のアイコンをクリックしてアドビシステムズ株式会社のサイトからダウンロードしてください。
「<掛け算>本教材の特長、指導される方へ」(PDF:135KB)
「<掛け算>用語集(スペイン語訳)」(PDF:140KB)
教材全体を一括ダウンロード
<掛け算>指導者用(PDF:3.5MB)
<掛け算>児童用(PDF:3.0MB

指導者用指導者用 児童用児童用

*Nは名詞、Vは動詞の意味

タイトル 指導内容 日本語の表現 ダウンロード
表紙と目次 「指導者用」と「児童用」の内容およびページ数はそれぞれ異なります。ご注意下さい。 指導者用(388KB)
児童用(322KB)
1課 「3こずつ 4さらぶんで 12こ」 ①「A個ずつ」という考え方と言い方を理解する。 ① 同じ数を繰り返し計上する表現「~(数詞)ずつ」 指導者用(574KB)
児童用(388KB)
②「1つぶん」という考え方と言い方を理解する。 ② ある数を1つの単位としてみなす表現「~(数詞)ぶん」
③「A個ずつB皿ぶんでC個」という考え方と言い方を理解する。 ③ 総和を表す助詞「で」
2課 「3かける 4は 12」 ① 掛け算の意味と記号「×」の使い方を理解する。 ①「×」の言い方および、掛け算の式の読み方を知る。 指導者用(349KB)
児童用(166KB)
②「1つぶん」の大きさを把握して、掛け算を使って全体量を求められるようにする。 ②「かけざん」という用語を知る。
3課 「3cmの3ばい」 ①「いくつぶん」の概念を知る。 ①「□が□つぶんで□」
(例)3cmのテープが2つぶんで6cmです。
指導者用(501KB)
児童用(318KB)
②「いくつぶん」と「何倍」の関係、および「~のA倍」の言い方を知る。 ②「A倍」「□のA倍」
(例)2この3ばいは6こです。
4課 九九 ①「□のA倍」を足し算で計算していると手間がかかることに気づく。 ① 算数用語「九九」「□の段」および、五の段とニの段の九九の言い方 指導者用(448KB)
児童用(261KB)
② 掛け算九九を覚えると計算が速くなり便利であることを知る。 ②「A個ずつB個分でC個」
③ 五の段と二の段の九九の言い方を知る。
5課 「1ふくろふえると、なんこふえますか。」 ① 三の段と四の段の九九の構成と唱え方を知る。 ① 三の段と四の段の九九の言い方 指導者用(448KB)
児童用(265KB)
② 掛ける数が「1」大きくなると、答えが「掛けられる数」の分だけ大きくなることに気づく。 ②「1袋増えると、みかんはA個増えます。」
6課 「1おおきくなると」 ① 六の段と七の段の九九の構成と唱え方を知る。 ① 六の段と七の段の九九の言い方 指導者用(422KB)
児童用(241KB)
②「増える」と「大きくなる」の2つの言い方があることに気づく。
7課 「なんこ たべることに なりますか。」 ① 八の段と九の段および一の段の九九の構成と唱え方を知る。 ① 八の段と九の段および一の段の九九の言い方 指導者用(439KB)
児童用(258KB)
② 期間などを単位とした言い方「で」
(例)1週間、2日
③ 動作をした結果を表す言い方「Vことになる」
(例)3個食べることになる
8課 「3はこぶんで いくつに なりますか。」 ① 掛け算を適用する場面に慣れる。 ①「A個分で」「何個になるか」などの言い方の復習。 指導者用(411KB)
児童用(234KB)
9課 「いれかえても おなじ」 ① 掛け算では掛ける数と掛けられる数とを入れ替えても答えは同じであること(乗法の交換法則)を理解する。 ① 「入れ替えても(答えは)同じ」 指導者用(514KB)
児童用(256KB)
10課 「0のかけざん」 ① 0を掛けると答えは0になる場面を理解し、□×0=0の式で表すことを理解する。 ①「おはじき」「はじく」「とくてん」 指導者用(426KB)
児童用(203KB)
② 0にどんな数を掛けても答えは0になる場面を理解し、0×□=0の式で表すことを理解する。 ② N1のN2のN3  「0点のところの得点」
11課 「わけて あわせて」 ① 乗法の交換法則を理解する。
「かけられる数」を2つに分けて計算し、あとでそれぞれの答えを足して、元の掛け算と比べてみる。
「かける数」を2つに分けて計算し、あとでそれぞれの答えを足して、元の掛け算と比べてみる。
①「もとめる」「ほうほう」「答えをだす。」 指導者用(542KB)
児童用(318KB)
② N1はN2とN3をVたN4。「8は5と3を合わせた数」
12課 「10こずつ 3ふくろで」 ①「10×(1位数)」の掛け算の答えの求め方を理解する。 ① 1(単位)にNはいくつあるかを表す言い方。
「1袋にみかんはいくつあるか。」
指導者用(481KB)
児童用(258KB)
②「(1位数)×10」の掛け算の答えの求め方を理解する。 ② 同じ数だけ繰り返し行われる表現 「□個ずつV」
(例)「2個ずつ増える。」
③ 既習内容を用いて「(2位数)×(1位数)」の掛け算ができることに気づく。
13課 「20×3や200×3のかけざん」 ①「何十×(1位数)」の掛け算の答えの求め方を理解する。 ① いくつかある中で、ある部分を限定する言い方。
「900円で答えが合っているか」「4箱の場合で確かめてみましょう。」
指導者用(608KB)
児童用(385KB)
②「何百×(1位数)」の掛け算の答えの求め方を理解する。
14課 「23×3のかけざん」 ①(2位数)×(1位数)の掛け算の筆算の方法を理解する。 ① 算数でよく使われる語句「代金」。
算数特有の言葉「筆算」。
指導者用(467KB)
児童用(261KB)
②(2位数)×(1位数)で答えが3位数になる場合の計算方法を理解する。
15課 「くりあがりのある かけざん」 ①(2位数)×(1位数)の掛け算で十の位で繰り上がりのある計算の方法を理解する。 ①「Vずに~」
(例)「忘れずに~。」
指導者用(428KB)
児童用(228KB)
②「正方形」「長方形」「辺」
16課 「213×3のかけざん」 ①(3位数)×(1位数)の掛け算の筆算の方法を理解する。 ①「1単位で[数]円のN」+「~を[数]単位V」
(例)1mで213円のリボンを3m買いました。
指導者用(382KB)
児童用(154KB)
②(3位数)×(1位数)で答えが4位数になる場合の計算方法を理解する。
17課 「どこから かけても おなじ」 ① 3つの掛け算が用いられる場面を理解する。 ①「[物]が[場所]に[数量]入っている。」という表現の複雑な言い方に慣れる。
(例)「1個85円のケーキが1箱に4個ずつ入っています。」
指導者用(431KB)
児童用(227KB)
② 3つの掛け算は、どれを先にかけても答えは同じになることを知る。
③(  )を使って3つの掛け算を計算する方法を理解する。
18課 「4×30の かけざん」 ①(1位数)×(何十)の掛け算場面と計算の方法を理解する。 ① [数量]+[動詞の連用形]の言い方
(例)5人掛け 3枚入り 6人乗り 10階建て
指導者用(524KB)
児童用(322KB)
② 4×30のような掛け算は、4×3×10で計算でき、その答えは4×3の積に「0」を加えた形になることに気づく。
19課 「21×14の けいさん」 ①(2位数)×(2位数)の掛け算の筆算を理解する。 ① 順番を表す言い方に慣れる。
(例)まず そして つぎに さいごに
指導者用(532KB)
児童用(308KB)

※ここまでのファイルはPDFファイルです。

 


このページのトップへ