2016.3.9-3.15

香港、マカオでの現地調査及び研究打ち合わせ:富盛伸夫

 
2016年3月9日-3月15日
香港(中国):香港大学、香港教育学院 
マカオ(中国):マカオ大学

2016年3月10日〜11日

 香港大学総合図書館にて文献情報の収集及び香港教育学院教授Hintat Cheung氏と研究上の会談を行った。香港における多言語状況と言語教育の諸問題、英語による大学教育と言語能力評価の問題点、少数言語話者のコードスイッチングなど最新の知見を得た。氏は本学に昨年8月国際ワークショップで招聘された方であり、今回の意見交換で今後の本科研活動の遂行に重要な協力関係を構築することができた。

2016年3月12日

 マカオ市内にてマカオ博物館他でマカオの多言語状況と民族誌的情報及び参考資料を収集した。

2016年3月13日

 マカオ市内でマカオ大学准教授Mario Nunes氏と会談し、マカオのポルトガル系言語の最新状況について貴重な情報を得た。また、マレーシアから合流したKristang語の伝承者であり作家のJoan Marbeck氏とSandra氏を加えて今後の本科研の国際連携について協議した。特に、本科研のWeb Siteの計画を富盛から提案し貴重な助言を得た。
 同日、マカオ市内で、上記Joan Marbeck氏に加えて、マカオのポルトガル系言語の演劇集団であり保存復興団体でもあるMacanese Associationのメンバー12人と会談し、特に会長であるMiguel de Senna Fernandes氏と、マカオ・マレーシア・日本を結ぶ今後の本科研の協力関係を協議した。

2016年3月14日

 マカオ大学にてポルトガル語教育に関する調査を行うとともに、Mario Nunes先生の授業に参加しMarbeck氏がKristang語について講演し、富盛が本科研の研究プロジェクトと国際連携計画について講演会場でプレゼンをし参加者と有益な意見交換を行なった。

              
              
              
              
              

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