『東京外国語大学　150年のあゆみ』刊行のお知らせ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　東京外国語大学は、1857(安政4)年に幕府により開校された蕃書調所を淵源とし、1873(明治6)年の官立東京外国語学校の建学以来、150年にわたり言語教育を礎としながら、世界の諸地域の政治・経済・文化に精通した人材の育成を担ってきました。
　外国語と外国事情の教育・研究を基礎とする本学の歴史は、日本を取り巻く国際情勢の変遷と深く結びついてきました。戦前には日露戦争に際して軍事通訳の養成に協力し、アジア進出を目指す商人・企業家に商用外国語を教授する速成科を設置し、戦後には日本の経済発展・国際社会との関係性の変化にあわせ、学科増設を進めてきました。
　本書では、そうした日本の近現代史ともつながる本学の150年のあゆみを、諸資料とともに紹介しています。


『東京外国語大学　150年のあゆみ』
《目次》
一. 前史　開国と外国語・外国事情の教育・研究のはじまり
二. 明治の近代教育体制の構築と外国語学校の設置
三. 日清戦争と「外国語ニ熟達スルノ士」の養成
四. 日露戦争、第一次世界大戦と「貿易」「殖民」「外国語」の教育
五. 戦時下の外国語教育と学徒出陣
六. 戦後の外国語教育と「国際人」の養成
七. 高度経済成長と「地域研究」
八. 国際社会を覆う東京外国語大学の教育改革

《書籍情報》
ジャンル：歴史
版・頁：四六判・並製・400頁
ISBN：978-4-910635-05-7 C0021
出版年月：2023年11月4日発売
価格：2,200円（税抜）
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