8-9月にかけてとりかかった一つの仕事が、国際カール・ポランニー協会(International Karl Polanyi Society)のサイトに載せる短いエッセイ、「日本におけるポランニーの受容と影響」を書くことだった。ポランニー関係のテーマで何度も一緒にセッションを組み、2008年だったか、日本にも来てもらったクラウス・トマスベルガーさんが上記の協会設立に携わり、そこからのありがたい依頼である。世界のさまざまな国について書かれた連続エッセイの一環に入る。まーそれで普通に頑張って書いたわけだが、どのエッセイにも著者の写真がかなり大きく載っていて、それがどれもなかなかのクオリティ。いつもだったら本人写真は、手元にある集合写真から当方の部分をトリミングしてテキトーに提出しているのだが、これは失礼になるし、だいいちおかしいだろう...。
そんなわけで、もう何年も前に「週刊金曜日」インタヴューの際にたくさんの写真をとってくだった写真家I(のうえ治)さんに連絡をとり、そして友人のお嬢さんでメーキャップアーティストのI(なぜか同姓)さんにお仕事依頼をして、まさかの?!専門的写真撮影となった。女優かっ?!
事前に撮影場所や服装など、内容に合うのは(といったって何せ学者のオンパレードの内容で、ハナシが硬い)どんな感じかといろいろメールで相談、打ち合わせがあったが、結局大学のキャンパスでということに落ち着いた。撮影当日は快晴、というか酷暑、それもヘア担当さんの時間の都合などもあって炎天下の13時スタートに...。いやはや、慣れてない仕事でひどく緊張したが(それに撮影中を目撃したゼミ生にニヤニヤされて、まことにバツが悪いというかなんというか)、プロのみなさんの仕事に助けられ、おかげさまで無事に撮影できました!
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内容をぱっと読みたい方のために、日本語訳もつくりましたー。
(※Karl Polanyi in Japan (trsl).pdf