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癒される子

某SNSのプロフィール欄から。

 好みのタイプ: 癒される子

って書いている人がいました。

日本語の関係節(連体節)は、特別な標示無しに、
受身の斜格動作主を被修飾語とすることができるんですね。

英語のhealは、この文脈では、日本語の「癒す」の
訳語としては使えませんけど、無理やり当てはめてみると、

1) the girl/guy I get healed by

2) the girl/guy who/that heals me

の様になり、(1)の様に、斜格動作主であることを
前置詞byで示したり、(2)の様に、能動態で
表現することになります。

日本語の解釈の可能性としてはある、

3) the girl/guy who/that gets healed

は、ここでは適切ではありません。

そう考えると、日本語の関係節(連体節)は
なんともversatile(融通が利く??)で、
逆に言うと、文脈が無いと解釈しにくいと
言えそうです。

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2010年8月16日 01:14に投稿されたエントリーのページです。

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