No.55 「特定課題セッション」詳細決定!―多文化社会実践研究・全国フォーラム(第8回)― ほか

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◆◆◆◆                        2014/12/03
◆◆◆ 多言語・多文化教育研究メールマガジン No.55
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お知らせ

【1】《多言語・多文化教育研究センター情報》
  ■「特定課題セッション」詳細決定!
    ―多文化社会実践研究・全国フォーラム(第8回)―
  ■新刊さしあげます!
   『在日タイ語圏児童のための漢字教材』2年生・3年生
   『多言語・多文化 実践と研究Vol.6』
  ■青山亨センター長がNHKラジオ深夜便に出演!

【2】《関連団体情報》
  ■外国人のための都内リレー専門家相談会 
   調布市(12/7)
   西東京市(12/13)
  ■多言語無料専門家相談会(スカイプでの相談併設)
   特定非営利活動法人 国際活動市民中心(CINGA)(12/21)

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【1】《多言語・多文化教育研究センター情報》
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■「特定課題セッション」詳細決定!
  ―多文化社会実践研究・全国フォーラム(第8回)―

Ⅰ.コミュニティ通訳研究報告
  ・倫理綱領策定に向けて
  ・遠隔通訳と認定制度の方向性と課題

 本センターでは、コミュニティ通訳を「言語的マイノリティを通訳・
翻訳面で支援することによって、ホスト社会につなげる橋渡し役」と定義し、
コミュニティ通訳を専門職として養成するプログラムを実施してきました。
 講座修了者に対しては、実践的力量形成を目的に2010年10月に弁護士会と
の連携により「コミュニティ通訳紹介制度」を立ち上げ、その実践のケース
スタディを通して専門職としてのあり方を研究する「協働実践型研究会」を、
また少数言語通訳者の全国活用を目指して2013年5月からは関東弁護士会
連合会との協働による「遠隔通訳実践研究会」を実施しています。
 さらに、こうした実践活動を通して力量を形成してきた通訳者を専門職
として認定すべく、日弁連法務研究財団の助成研究において、「外国人法律
相談における通訳人の認定に関する研究」も行っています。
 本セッションでは、そうした3つの研究における進捗状況として、コミュ
ニティ通訳の中核をなす専門領域である「相談通訳」を行う際の倫理綱領
策定に向けた議論、および現場の弁護士に対するアンケート結果から見え
てきた遠隔通訳システム構築と「相談通訳」認定制度に関する課題と期待
について報告します。

(報告者)
 内藤 稔(本センター特任講師)
 指宿昭一(弁護士/関東弁護士会連合会外国人の人権救済委員会副委員長)

(コーディネーター)
 杉澤経子(本センタープロジェクトコーディネーター)


Ⅱ.多文化社会コーディネーター研究報告
  ・認定制度実施に向けて~専門職の知と専門性評価の方法

 本研究会では、2007年度より、「あらゆる組織において、多様な人々との
対話、共感、実践を引き出しつつ、『参加』→『協働』→『創造』のプロセス
をデザインしながら、言語・文化の違いを超えてすべての人が共に生きること
のできる社会に向けてプログラム(活動)を構築・展開・推進する専門職」と
定義された「多文化社会コーディネーター」の専門性および力量形成の方法に
ついて検討を行い、その成果を『シリーズ多言語・多文化協働実践研究』の
No.6,11,14,15,17の5冊にまとめました。同時に研究会と並行して実施した
養成プログラム開発の成果は、同シリーズ別冊の1と3として刊行しています。
 2013年度からは、「多文化社会における専門人材に関する研究-専門職の知と
専門性評価に関する研究」が科研費に採択され、新メンバーを迎えて、多文化
社会コーディネーターが社会的認知を得て活躍できるための認定制度の創設に
向けて議論を進めています。
 本セッションでは、他の大学・団体における専門的人材養成の取り組みに
ついて事例研究を進めてきた成果を総括するとともに、事例研究と並行して
行ってきた「多文化社会コーディネーターの専門性評価のあり方」に関する
議論の一端を報告します。また、次年度の研究では、これまでの研究成果を
踏まえて、認定を試行し検証することで認定制度の確立をめざします。フロ
アー参加者との質疑応答・意見交換を通して、さらに議論を深めたいと思い
ます。

(報告者)
 山西優二(早稲田大学文学学術院教授/本学特任研究員)
 杉澤経子(本センタープロジェクトコーディネーター/研究会チーフ)

(コーディネーター)
 菊池哲佳(仙台国際交流協会総務企画課企画係主任)


▼全国フォーラムの他プログラム詳細は、以下HPでご覧いただけます。
 /blog/ts/g/cemmer_old/2014/09/7_7.html

=========================参加者募集中!!=========================

【申込み】本センターHPの申込フォームよりお申し込みください。
     /blog/ts/g/cemmer_old/zenkoku8_entry.html       
     
【問合せ】東京外国語大学 多言語・多文化教育研究センター
     Tel.042-330-5441 Fax.042-330-5448

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■新刊さしあげます!

 全国フォーラムに当日参加された方で、希望者には新刊をさしあげます。

 ・外国につながる子どもたちのための教材
  『在日タイ語圏児童のための漢字教材』2年生・3年生
 ・研究誌
  『多言語・多文化 実践と研究Vol.6』


■青山亨センター長がNHKラジオ深夜便に出演!

 本センター長青山亨教授がNHKラジオ第1「ラジオ深夜便」の
〔明日へのことば〕のコーナーに出演いたします。

【日時】12月8日(月) ※青山亨教授出演は12月9日午前4時台
【テーマ】多様性があたりまえの社会を作る

▼詳細はこちら
http://www.nhk.or.jp/shinyabin/index.html#


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【2】《関連団体情報》   ※詳細は主催団体にお問い合わせください
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■外国人のための都内リレー専門家相談会

本センターが加盟している"東京外国人支援ネットワーク"の参加団体は、
日本に住む外国人のために定期的に相談会を行っています。
在留資格、国際結婚・離婚、事故などの法律相談、賃金、解雇などの労働
についての相談、健康保険・失業保険・年金などの相談、買い物や契約の
トラブル、住まいの困りごと、その他の悩み相談に専門家と通訳ボランテ
ィアが対応します。

<調布市>
【日時】2014年12月7日(日)13:00~16:00
【会場】調布市文化会館たづくり12階 大会議場
    (京王線調布駅南口下車5分)
 ▼地図
 http://www.tokyo-icc.jp/relay_soudan/img/map_chofu.gif

【対応言語】英語、中国語、韓国・朝鮮語、タイ語、タガログ語、
      スペイン語、
      ※本センター言語ボランティアが通訳として参加協力します。
【相談料】無料
【主催・連絡先】調布市国際交流協会 調布市共催
        TEL 042-441-6195
 ※予約もできます→Fax:042-441-6154 E-mail:cifa@jcom.home.ne.jp
 

<西東京市>
【日時】2014年12月13日(土)13:00~15:30
【会場】西東京市南町スポーツ・文化交流センター「きらっと」2階
    (西武新宿線 田無駅南口徒歩3分)
 ▼地図
 http://www.tokyo-icc.jp/relay_soudan/img/map_kiratto.gif 

【対応言語】英語、中国語、韓国・朝鮮語、スペイン語、フランス語、
      ポルトガル語
      ※言語は当日変更になる可能性があります。

【相談料】無料
 
【主催・問合せ】西東京市生活文化スポーツ部文化振興課
        TEL 042-438-4040(直通)


■多言語無料専門家相談会(スカイプでの相談併設)

【日時】2014年12月21(日)13:00~15:30
【会場】新宿多文化共生プラザ会議室 新宿ハイジア11F
    (JR新宿駅徒歩7分、西武新宿駅徒歩2分)
 ▼地図
 http://www.hygeia.jp/access.html

【対応言語】英語、スペイン語、タガログ語、中国語、 ベトナム語、
      ネパール語、ルーマニア語(予定)
【相談料】無料
【主催・問い合わせ・予約】特定非営利活動法人 国際活動市民中心(CINGA)
            TEL&FAX 0422-33-1335(9:00~17:00)
            E-mail nii@cinga.or.jp
 ※当日は対面のほかスカイプも可。
  npocingaで検索し、アクセスしてください。
  ただし日本に暮らす外国人に限ります。


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*多言語・多文化社会に関するイベント・出版物等の情報を掲載ご希望の方は
 tc-mail@tufs.ac.jp (メールマガジン担当)までご連絡ください。
 (都合により掲載できない場合があります。掲載された内容については
 本センターでは責任を負いかねますので、ご了承ください。)


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います。


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日時: 2014年12月03日