多文化社会実践研究・全国フォーラム(第5回)を実施しました (研究)

DSCF2439.JPGテーマ:多文化社会に求められる専門人材像
     ― 東日本大震災から学ぶ
日 時:11月26日(土)10:00-16:00 (懇親会16:30-18:00)
     11月27日(日)10:00-17:10
会 場:東京外国語大学・研究講義棟


 2011年11月26日(土)、27日(日)に5回目となる「多文化社会実践研究・全国フォーラム」を開催し、NPO/NGOなどの中間支援組織や大学関係、省庁や自治体関係者も多数含む、約300名の方にご参加いただきました。


 初日は、グローバル化時代の人材育成について本学亀山郁夫学長の基調講演が行われたのち、「多文化社会と専門職教育」をテーマにしたパネルトークで、大学における専門職教育のあり方について議論が行われました。午後のパネルディスカッションでは、「東日本大震災-その時、現場で何が起こったか」をテーマに、東北三県で外国人支援を行っている国際交流協会職員および外国人住民の方をパネリストに迎え、被災地での取り組みについての報告や、今後の多文化防災のあり方について、また自治体における多文化共生政策を実現するために職員に求められる専門性についての意見交換が行われました。


 2日目の午前には「多言語対応の必要性とコミュニティ通訳の役割」をテーマにパネルディスカッションが行われました。本学が行った東日本大震災の多言語震災情報支援の取り組みを紹介し、専門家である弁護士、コミュニティ通訳、そしてコミュニティ通訳を養成する教員のそれぞれの立場から、コミュニティ通訳者の役割について考察を進めました。プログラム最後のパネルディスカッションは「『多様性』への対応」をテーマに、内閣府、文化庁、および社会福祉の専門家であるパネリストがそれぞれの取り組みについて報告、多様性への対応に貢献できる人材の必要性とそのあり方について議論を行いました。

 
P1000662.JPG ランチタイムセッション(一定のテーマを提案し自由に意見交換するセッション)、研究発表セッション(全国の研究者・実践者による実践研究発表)では、各方面で活躍する方々が集い、活発な意見交換が行われました。


*プログラムはこちらからご覧いただけます。



 ※当日、全ての発表要旨が収録された抄録(全80ページ)を参加者に配付しました。
  その残部をご希望の方に差し上げます。
  請求方法は
こちらをご覧ください。


日時: 2011年12月07日