Projects

取り組み

四大学連合22世紀コンソーシアム(旧 ポストコロナ社会コンソーシアム)

期間

2021年1月8日〜

関係機関

東京外国語⼤学 学際研究共創センター(TReNDセンター)
四大学連合(東京医科歯科大学、東京外国語大学、東京工業大学、一橋大学)
四大学未来共創連合(東京科学大学、東京外国語大学、一橋大学、お茶の水女子大学)

関係者

中山俊秀(アジア・アフリカ言語文化研究所教授)、布川あゆみ(世界言語社会教育センター准教授)、古川高子(世界言語社会教育センター講師)、藤原健男(東京科学大学)、佐藤主光(一橋大学)、新田元(東京科学大学)

キーワード

異分野融合研究

研究教育機関との連携

最終更新 2024.07.26

四大学連合22世紀コンソーシアムにおけるTReNDの取り組み

学際研究共創センター(TReND)は、四大学連合22世紀コンソーシアム(旧 ポストコロナ社会コンソーシアム)に参加し、大学の枠を越えた研究者同士の対話と交流の接点づくりに取り組んでいます。

四大学連合22世紀コンソーシアムでは、異なる組織・異なる専門領域の研究者が自由に議論できる土壌を育み、緩やかな連携のあり方を社会に発信していくことが目指されています。TReNDはこの枠組みの中で、単に大学間をつなぐのではなく、研究者が新たな問いや関心を持ち寄り、学際研究へと展開していくための「場」をいかに設計できるかという視点から関わっています。

四大学連合22世紀コンソーシアム

四大学連合22世紀コンソーシアムで、島根県出雲市長を訪問。2025年8月

関連ページ:
22世紀コンソーシアム
ポストコロナ社会コンソーシアム

一般に、大学間連携の枠組みがあるだけでは、研究者同士の協働が自然に生まれるわけではありません。TReNDでは、こうした組織的なつながりを、研究者の研究連携を生み出す仕掛けとしてどのように機能させられるかを探りながら、本コンソーシアムを基盤の一つとして学際研究を推進してきました。

研究者の交流の「接点」をデザインする

22世紀コンソーシアムでは、生成AIや大学教育の未来、社会課題への向き合い方など、その時々の重要なテーマをめぐって、専門分野を越えた討議や企画が行われてきました。こうした取り組みの意義は、個別のテーマを議論することだけでなく、研究者がそれぞれの専門性を持ったまま他者と出会い、新たな見方や問いを獲得していくところにあります。

TReNDが重視しているのは、まさにこの「出会い方」のデザインです。研究者の関心や問題意識が交差し、分野の違いを越えて対話が始まるためには、単なる情報共有ではなく、安心して考えを持ち寄れる接点と、議論が続いていくための場の設計が必要です。TReNDは、コンソーシアムへの参加を通じて、そのような接点を丁寧につくり、学際研究の挑戦が立ち上がる条件を探っています。

大学間連携を、研究の可能性へ

四大学連合のような大学間連携は、制度として存在するだけでは十分ではありません。それを実際に研究の広がりへとつなげるには、研究者同士が自由に語り合い、互いの視点に触れ、新たな協働の可能性を見いだせるような働きかけが求められます。

TReNDは今後も、22世紀コンソーシアムへの参画を通じて、研究者の交流の接点をデザインしながら、大学間連携を学際研究の実践へとつなげる取り組みを進めていきます。多様な専門性が交わる場から、これからの社会に必要な新しい知のかたちを生み出していくことを目指しています。

内閣府「第3回総合知活用事例」への掲載

TReNDが関わる四大学連合ポストコロナ社会コンソーシアムの取り組み「生成AIリレートーク ~四大学連合で育む、組織・分野を超えた自由な議論の土壌~」が、内閣府「第3回総合知活用事例」に掲載されました。

この取り組みでは、四大学連合に属する異なる組織・専門分野の研究者や学生が、生成AIをテーマとして対話を重ね、技術的観点にとどまらず、社会実装や倫理的課題を含む幅広い視点から議論を行いました。各回の結びに次回登壇者への問いを手渡すリレートーク形式によって、分野を越えた思考の接続を促し、自由な議論の土壌を育んできたことが評価されたものです。

TReNDにとっても、この実践は、大学間連携の枠組みを単なる制度としてではなく、研究者同士が新たな問いを共有し、学際研究の可能性をひらく接点として活かしていく挑戦の一つです。異なる専門性を持つ人々が出会い、考えを交わし、次の対話へとつないでいく場をデザインすることの意義が、あらためて示されたといえます。

関連ページ: 内閣府「第3回総合知活用事例」
説明資料(PDF)