【アカデミック日本語教育DX共同利用拠点】 2025年度シンポジウム「オンライン日本語教育のこれまでとこれから」を開催しました
2026.01.29
2025年12月14日(日)、TKPガーデンシティPREMIUM京橋ホール22Dにおいて、アカデミック日本語教育DX共同利用拠点 次世代日本語教育DXセンター主催 2025年度シンポジウム「オンライン日本語教育のこれまでとこれから」を対面とオンラインのハイブリッド方式で開催いたしました。
当日は、会場48名、オンライン253名とたいへん多くの方々にご参加いただきました。
第1部では、基調講演として日本大学の保坂敏子研究員より、オンライン遠隔授業のデザインを支える理論をご説明いただくとともに、コロナ禍を経た現在におけるオンライン教育の可能性について展望をお話しいただきました。
続く実践報告では、3件の事例が紹介されました。中央大学 尹智鉉教授からは大学初年次教育における同期型オンライン授業、大阪大学 藤平愛美准教授からは理系学習者対象の初級日本語オンデマンド教材の開発とブレンデッド型授業、本学 工藤嘉名子教授からは中級日本語オンデマンド教材の開発と会話ラウンジの試みの報告が行われました。
第2部では、当拠点事業である「日本の大学・大学院で学ぶ人のための日本語準備講座(OPJLC)」の取り組みを報告いたしました。まず、本学 伊達宏子准教授より本学の日本語教育の歩みと講座の全体概要を説明し、続いて沖本与子特任講師より同講座オンデマンド型コースの具体的な学習デザインや交流の工夫を紹介しました。
第1部・第2部ともに、参加者から様々な質問が寄せられ、テーマに対する関心の高さが伺えました。事後アンケートでは、「理論と実践を往還しながらオンライン日本語教育の意義と可能性を考える機会となった」「自校でのオンライン授業や教材開発に非常に参考になる内容だった」といった感想が寄せられました。
当日ご参加くださった皆さま、ありがとうございました。
【プログラム】
総合司会:伊達 宏子(東京外国語大学 次世代日本語教育DX副センター長)
開会挨拶 春名 展生(東京外国語大学長)
第1部 オンライン日本語教育の潮流・展望
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基調講演
・「オンライン遠隔日本語授業のデザイン理論 — コロナ禍を経て考える融合型授業の展望 —」
保坂 敏子 氏(日本大学) -
オンライン日本語教材・コースの開発・実践事例
・同期型オンライン授業で実現するウェルビーイングな学び — 大学初年次科目の事例から —
尹 智鉉 氏(中央大学)
・研究室文化を学ぶ初級日本語オンデマンド教材の開発とブレンデッド型教育実践—「理系×日本語」外国人材育成の出発点として —
藤平 愛美 氏(大阪大学)
・中級日本語オンデマンド教材「ここから」を活用した会話ラウンジの試み— ARCSモデルを援用した教材・プログラム設計を中心に—
工藤 嘉名子(東京外国語大学)
第2部 「日本の大学・大学院で学ぶ人のための日本語準備講座(OPJLC)」の運営
・TUFS日本語教育のあゆみと日本語準備講座(OPJLC)への接続
伊達 宏子(東京外国語大学)
・オンデマンドコンテンツを活用した日本語教育プログラムの構築と展開— 学習者・支援者・交流の視点から —
沖本 与子(東京外国語大学)
閉会挨拶 大津 友美(東京外国語大学 次世代日本語教育DXセンター長)
下段左側:藤平 愛美氏 下段右側:工藤 嘉名子
企画運営:八木真生