令和7(2025)年度 第1回 シンポジウム「『教師教育』を考える―学び続ける教師への支援の観点から―」を開催しました
2025.11.19
2025年8 月31日(日)、TKP東京駅カンファレンスセンター ホール11Aにおいて、「日本語教師養成・研修推進拠点整備事業(関東・甲信越ブロック) 2025年度第1回シンポジウム「『教師教育』を考える―学び続ける教師への支援の観点から―」を会場とオンラインのハイブリッド方式で開催いたしました。
当日は大変暑い中、会場72名、オンライン137名の方にご参加いただきました。
第1部では、まず文部科学省総合教育政策局日本語教育課の降籏課長より、日本語教師養成・研修推進拠点整備事業への期待についてお話しいただき、続いて国際交流基金日本語パートナーズ事業部の高橋事業部長より、「日本語パートナーズ派遣事業」の概要や派遣されたみなさまの帰国後の進路・活動についてご紹介いただきました。
第2部パネルディスカッションでは、本学の石澤徹准教授、京都教育大学の浜田麻里教授、横浜デザイン学院の佐久間みのり氏、カナン東京日本語学校の生方哲男氏によるパネルディスカッションが行われました。石澤准教授からパネルの趣旨を説明いただいたのち、浜田教授に登録日本語教員の実践研修・養成課程コアカリキュラムについて、コアカリキュラムの基本的な考え方と留意点を中心にお話しいただきました。佐久間氏には、養成課程から現在に至るまでのご自身の成長の過程をお話しいただきながら、横浜デザイン学院が行っている校内研修や勉強会についてご紹介いただきました。最後に生方氏からは、日本語教師養成講座担当者にとって大切なことは、担当者自身が「学び続ける教師」となり自己成長できることではないかとお話しいただきました。
第3部グループディスカッションでは、第2部パネルディスカッションの内容を受けて、日本語教師教育のあり方をはじめ、日本語教師養成について広く情報交換や意見交換をしていただきました。
当日ご参加くださったみなさま、ありがとうございました。
【プログラム内容】
<第1部> プロローグ(13:30~14:00)
- 開会挨拶 春名 展生 (東京外国語大学 学長)
- 来賓挨拶 降籏 友宏 氏 (文部科学省 総合教育政策局 日本語教育課長)
- 日本語パートナーズ派遣事業紹介 高橋 裕一 氏 (国際交流基金 日本語パートナーズ事業部長)
<第2部> パネルディスカッション(14:05~15:05)
○趣旨・背景説明 石澤 徹 (東京外国語大学)
- コアカリキュラムに埋め込まれた教師教育観
浜田 麻里 氏 (京都教育大学) - 日本語学校での教師教育
佐久間 みのり 氏 (横浜デザイン学院) - 日本語教師養成講座担当者への教師教育
生方 哲男 氏 (カナン東京日本語学校・日本語教師養成講座)
<第3部> グループディスカッション(会場のみ)(15:20~16:30)
全体共有
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下段左側:生方哲男氏 下段右側:佐久間みのり氏