広島論考のイベント(追加情報)他、近況など
やれやれ、東京もようやくキンモクセイが香る秋らしい気候になった。10月もなかばをすぎ、大学の秋学期も無事に進みつつある。
さて、そんな折、9月初めにこちらでも小さな企画を行ったNくんの書籍の、さらなる関連イベントが東京(下北沢のB&B)で行われるとの連絡をもらった⇒
いわゆるBook & Beer というちょっと洒落た会場で、当方が本を出してもおよそ呼ばれない場所である(笑)。オンラインと対面参加の両方あるとのことだが、ご都合つけばドリンク付き対面参加でぜひー。
当方の近況報告をいくつかー
1)拙ブログの前回に書いたオーストラリア資料調査に関する論考、例によって貨幣関連であるが、なんとか原稿提出(ほっ)。論考集が刊行される段取りがわかったらまたお知らせしますー(いつ?!)
2)長いこと願い、また実現の仕方を模索していたセネガル関連の共同研究が、科研の「国際共同研究加速基金(海外連携研究)」、つまり先方に出向いて行う共同研究の枠で採択された。この10月から3年半、限られた予算でできることは有限だが、なんとかいい感じに進めていきたい。
3)先週金曜(11日)は久しぶりに市民講座で、ひばりが丘公民館にうかがって話しをさせてもらった。講座の時間、お子さんを預かるという制度を入れて女性限定とのことで、春学期に「概論」で話したテーマ(K.マルサル『アダムスミスの夕食を作ったのは誰か?』に関連する経済思想史と女性の位置)を持って行ったのだが、話しはとてもよく伝わった。つまりは、若いお母さんたち中心の受講者のみなさんが置かれている立場が、著者マルサルの指摘した問題にジャスト・ミートということであって、喜ばしい事態ではない。とはいえ、まずは問題を知ることが第一歩だ。講座の企画者のSさんが勧めてくれたチョン・アウン『主婦である私がマルクスの『資本論』を読んだら』も、たいへんよい本である。(タイトルが、かつて爆売れした『もしドラ』にひっかけすぎだろう!というツッコミは、とりあえずやめておこう)。