昨日の教授会の合間には、FD研修があり、
トピックは、LGBT+に関するものでした。
講師は、一橋大学の(おそらく)カウンセラーの
柘植道子さん。
https://nrid.nii.ac.jp/ja/nrid/1000000401654/
これを見ると2018年度からとなっているので、
あの「カミングアウト→アウティング→大学の対応不備→自殺」
事件の後に、大学が慌てて対応しなければならないと思って
配置した人なんだと思います。
でも、他のネット情報だと、2014年から現職と
書いているところもあって、あれ?って思います。
ともあれ、まあとりあえず必要な情報は盛り込まれていたかなあ
とは思います。
でも、大多数のシスジェンダー・ヘテロセクシュアルの教員に
どれだけ「刺さった」のかはまったくもって心もとないです。
戸籍上の性(≒生物学的性)、性自認、性的指向、性表現を
分類していて、戸籍上の性以外は、グラデーションで、
ノンバイナリーなところに落ち着く人もいる的なことが
図からは示唆されていましたが、どれだけ伝わったかわかりません。
ともあれ、LGBT+などの研修は、1回やればワクチンの様に
有効になるもの、エルゴンではなくて、
これから実際に個々の教員が、生物学的性、性自認、性的指向、性表現が
多数派とは違う個人個人に出会っていって、「あ、こういうときは
以前の様に対応してはいけないんだ」と一旦考えたり、
また、少数者が目に見えなくても、
多数派しかいないことが前提に、普段行動しているところを
「あ、これはダメなのか?」と変えていくことなどで、
段々と、「少数者が不快でないように行動」できるようになるのであり、
エネルゲイアですね。