先週末は、土日が日本アフリカ学会の大会でした。
日曜日に発表をしました。
コメントで、
「マダガスカル手話をTTMと言っているが、
アメリカ手話をASL、日本手話をJSLと言うように
MSLとはしないのか?」
というごコメント。
んー、全く近視眼的で、相手にしてさしあげるのも
なんとも違和感。
えーっと、ドイツ手話がDGS、オランダ手話がNGT、
トルコ手話がTİDというのが広まっているのに、
なぜTTMだけはダメなんでしょうか?
全く理解できません。
他は、K氏から、
私が使役だと言った
「ラスア 呼ぶ 招く ラベ 座る」
(ラスアがラベを座らせた)
という構文は、もしかして、複数の節が
連なっている、causalなjunctureじゃないですか?
というご指摘。
それ、正しいと思います。
これは、使役マーカーを持った単節文ではなく、
複数のpredicateが連なった構文な可能性が高いです。
ただ、日本語の「-テ」形のような、
節を連ねていくマーカーは恐らく無いので、
何か別な説明が必要かも知れません。
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日曜日は、自分の発表と、言語学の発表、
I氏の発表を聞いたあと、
大阪に向かって、
神虎で、赤虎ラーメンを食べました。
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その後、院生時の指導教官先生と
お会いできました。
清瀬の派生文法に似た分析が
特に理論言語学界隈では花盛りですが、
そうではない解釈ができるという話で、
年初来宿題が出ていたのですが、
それには、上首尾に答えられて、
美味しいお酒が飲めました。
新幹線の終電で帰京しました。