中華人民共和国内の、異なる2つの地方自治体からの
ニュースですが。
先日、新疆ウイグル自治区では、バイリンガル教育
(双語教育)を推進するということが報道されたばっかり。
http://www.xinhua.jp/socioeconomy/politics_economics_society/263146/
それとて、Michael E. Krauss博士が言うところの、
維持型二言語教育と、移行型二言語教育のどちらかと言えば、
後者なのでしょうが。
「維持型」とは、お入学時から、最高学年まで、
少数言語は一定程度「言語科目」以外の科目の
教授言語としても使われ、一定の割合が確保され、
国家言語を導入しつつも、少数言語の使用も
促進しようというもの。
「移行型」とは、当初は少数言語で始めるものの、
その目的は、国家言語へのスムースな移行にだけあり、
2、3年で少数言語は役目を終え、全ての科目が
国家言語に移行するというもの。
新疆ウイグル自治区の二言語教育は、
「移行型」に近いものだとしか想像できません。
他方、「自治区」ではなく、「省」からのニュースですが、
青海省のチベット人の通う学校で、
チベット語と英語以外の授業を全て漢語で進めることに
おカミが決定したことに対して、反対デモが起きたというもの。
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=46333&type=1
これは、新疆ウイグル自治区におけるものよりさらに踏み込んで、
「移行型」な事例でしょうね。