オープンアカデミー2014年度「多文化社会論基礎講座」が終了しました (社会連携)
本センターでは、日本の多言語・多文化化によって起こるさまざまな課題に、多様な人々・組織・機関との連携協働で対応していける人材の養成を目的とした社会人講座(オープンアカデミー)の企画・運営を担っています。
多文化社会の問題を多角的に理解するための知識を学ぶ「多文化社会論基礎講座」(「多文化社会コーディネーター養成講座」の「基礎科目」でもあり合同で開催)が8月7日から4日間、府中キャンパス アゴラ・グローバルにて行われました。
北は岩手から南は福岡まで、全国各地の現場で日々多文化の諸問題に取り組んでいる35名の方(うち多文化社会論基礎講座受講者は25名)が参加し、多言語・多文化社会に関する知識理解や課題の把握を目的とした講義、ワークショップに取り組みました。
開講日の朝、初対面とは思えないほど和やかな雰囲気が教室には溢れ、時間を重ねるごとにその雰囲気は熱気を帯びたものになり、マイクを通した講師の声もかき消されてしまうことがしばしばありました。
また最終日には
- ・毎回ワークショップがあったのはよかった。
・参加者のバックグラウンドが非常に多彩で、質問等にハッとさせられることが多かった。
・知識だけを目的に参加したが、自分にとってのミッション、そしてそれに働きかけるヒントも得られた。
・地域で共によりよい社会をつくるための文化の捉え方、生身の外国人の置かれた立場を細やかに確認できた。
などの感想が寄せられました。
「多文化社会論基礎講座」はこの4日間で終了し、受講者全員の方が修了証を手にしました。「多文化社会コ―ディネーター養成講座」はこの後9月と2月に「専門科目」が行われ、より実践的な内容を学んでいきます。
【参考】2014年度オープンアカデミー多言語・多文化社会専門人材養成講座パンフレット(PDF)
日時: 2014年08月22日