グループ発表・個人発表の詳細が決まりました!(多文化協働実践研究 全国フォーラム(第1回))

全国フォーラムでは、多文化社会が抱える課題に日々取り組んでいる全国の研究者・実践者
による発表を通じて、課題や成果を皆様と共有し議論する場として、個人発表・グループ発表
の時間を設けております。

たくさんのご応募をいただいた結果、今回の全国フォーラムでは、7グループ・5個人の方に
発表をして頂くことになりました。
それぞれが興味深いテーマとなっています。楽しみにご参加下さい。

<グループ発表・個人発表>
日時:12月2日(日)13:00~14:45
会場:東京外国語大学 研究講義棟2階(会場の詳細は後日お知らせ致します。)

<グループ発表>
1 多様な文化的背景をもつ子どもたちの協働的な学びを目指した環境づくり
-大学による外国籍児童生徒支援に関する地域連携業務の取り組みをもとに-

矢崎満夫(静岡大学教育学部講師)
宇都宮裕章(静岡大学教育学部准教授)

2 「大学-地域 設計型」の地域日本語教育研究に関する一考察
~実習生は何を目指し、どのような場を築き上げたか~

第1部 事例報告
実践者 新居知可子(早稲田大学大学院日本語教育研究科修士課程)
パネリスト 村上まさみ(早稲田大学日本語教育研究センター、海外技術者研修協会)
       酒井清夏(早稲田大学大学院日本語教育研究科修士課程)
       小島佳子(早稲田大学大学院日本語教育研究科修士課程)
第2部 ディスカッション
進行 大野のどか(早稲田大学大学院日本語教育研究科修士課程)

3 先進多文化社会における市民性の行方

第1部 個別発表
アメリカにおけるヒスパニック系住民の市民意識と政治参加の動向
小林宏美(本センターフェロー)

カナダにおける多文化市民意識の再構築――多文化主義・イスラム系住民・社会統合
大岡栄美(横浜市立大学非常勤講師)

オーストラリアの「アジア太平洋国家化」言説と多文化主義
松井佳子(山梨学院短期大学准教授)

第2部 コメント・全体討論
コメンテータ 木村真希子(明治学院大学国際平和研究所教員)
全体討論


4 在留特別許可にみる日本の入管政策
第1部 在留特別許可の過去・現在
司会:渡戸一郎(明星大学人文学部教授、本学特任研究員)

難民条約加入を巡る議論と在留特別許可~1965年日韓基本条約(日韓法的地位協定)締結前夜を起点として
西中誠一郎(ジャーナリスト、大阪経済法科大学アジア太平洋研究センター(CAPP)客員研究員)

在留特別許可に関する司法判断の動向
児玉晃一(りべる総合法律事務所弁護士)

在留特別許可の許否事例にみる子どもの存在と労働者としての非正規滞在者
鈴木江理子(立教大学兼任講師)

第2部 在留特別許可の今後
コメンテータ:近藤敦(名城大学教授)

5 表象・文脈・ポジショナリティー
~「多文化」社会における実践と調査研究における諸問題の考察~

『私たち』と『彼/彼女ら』の境界がゆらぐ位置 ~2つの調査研究を振り返って~
渡辺紀子(本センターフェロー)

文化と対話 ~ダイアローグ岡山の試み~
川端浩平(本センターフェロー)

文脈・文化・ネーションの視点からの分析 ~国際教室の民族誌的考察から
高藤三千代(本センターフェロー)


6 自治体・国際交流協会における多文化共生施策の現状と課題
-実践の現場から-

発表:
(1)浜松市における企業内日本語教室の取り組み―国際交流協会と企業間の協働にみる現状と課題―
    堀永乃(財団法人浜松国際交流協会日本語コーディネーター)
(2)京都市地域の外国籍市民施策―システムづくりとネットワーキングの観点から―
    井上八三郎(財団法人京都市国際交流協会事業課課長)
(3)北陸都市間における国際交流ネットワーク構築の現状と課題
    橋本和久(鯖江市企画財政部男女参画・市民活動課 市民活動グループ課長補佐)
コメンテーター: 北脇保之(前浜松市長、本学外国語学部教授)ほか
進行:阿部一郎(財団法人金沢国際交流協会プロラムオフィサー)
    丹下厚史(財団法人名古屋国際センター主査)

7 多文化ボランティア活動による「学びの場」の創造:国際理解教育と日本語・学習支援の連携の可能性

木下理仁(多文化コミュニティ教育支援室専門員)
河北祐子(多文化コミュニティ教育支援室専門員)
塩原良和(本学外国語学部准教授)
岡崎智子(多文化コミュニティ教育支援室スタッフ)
和田更沙(多文化コミュニティ教育支援室スタッフ)


<個人発表>
1 在日日系人の地域社会における共生とその条件-歴史的展望と横浜市鶴見区における日系人コミュニティを例に-
小嶋茂(本センターフェロー)

2 ウェブサイト「川崎在日コリアン生活文化館」をつくる現場から
橋本みゆき(本センターフェロー)

3 地域における外国につながりを持つ子どもの支援から見えてくるもの-支援者の語りにみる「関係性」の構築
徳井厚子(信州大学教育学部准教授)

4 小学校の余裕教室を活用した外国につながる子どものためのALPA放課後支援教室

大屋道順(横浜国立大学教育学研究科言語文化教育専攻日本語教育コース修士1年)

5 どのように差別や偏見を教えるか~「ワールド・スタディーズ」12年目の挑戦
硤合宗隆(玉川学園高等部公民科教諭・玉川大学非常勤講師)

日時: 2007年10月24日