高校生のための国際理解セミナー 準備進行中です

高校生のための国際理解セミナー

毎年夏と冬に行われている高校生のための国際理解セミナー(通称グローバルセ
ミナー;グロセミ)が今期もやってきます!「多文化共生」をテーマに、外大キャンパ
スを舞台にして、全国から参加する高校生約40名を対象とした2日間のセミナー
を企画しています。

実施予定日:12月25日(土) 26日(日)
場所:東京外国語大学内
対象:高校生約40名

今回グロセミ初挑戦となる長谷川さん(カンボジア語攻専攻)に意気込みを
伺いました。

-グロセミに携わろうと思ったきっかけはなんですか。
長谷川さん: 今年5月に参加したボランティア入門講座で、グロセミのビデオを見
て面白そうだなと思っていました。7月に携わった国際理解教育実践
の仲間から「やろうよ」と誘われたのがきかっけです。

-メンバーの印象、話し合いの様子はどうですか。
長谷川さん:同じ1年生でも、高校時代にグロセミを経験した子がいたり、上級生も
経験者が多く、意見がよく出て勉強になります。

-今回のテーマは「難民」。少しハードルが高く見えますが・・。
長谷川さん:「難民」って話題になるわりに、実際のところよく分かっていないんだ
なと感じています。ワークショップを体験したり新聞記事を読んでメンバ
ーで勉強する中で受入申請が成立しても、言葉や生活の問題だったり
その後が大変なんだと見えてきました。

-グロセミを通してどんなことを高校生に感じて欲しいですか。
長谷川さん:想像すること、相手の立場に立って考えることの大切さに気づいて欲
しいです。私自身、初めてのグロセミ参加で、テーマも扱いにくいのが正直なところ。
自身も理解しながら伝えていきたいです。

-専攻語として学び、国際理解教育実践を通す中で自分や周りのカンボジア
へのイメージも変えていきたいという長谷川さん。難民を扱った授業でも「難民自
身の視点が欠けているのでは」など敏感になってきたそうです。長谷川さんが等身
大で学び成長する姿が高校生にも刺激になりそうですね。

多文化コミュニティ教育支援室は2012年の東京外国語大学の改組にあわせ、 より広いボランティア活動をサポートするためのボランティア活動スペースとなりました。
(本サイトはアーカイブとして公開を続けています)