はるひ野小中学校 国際理解教育実践

はるひ野小中学校 国際理解教育実践

 6月に小学5年生を対象に国際理解教育を実践した川崎市立はるひ野
小中学校で10月末に中学1年生を対象に実践を行いました。

日時:10月29日(金)
場所:川崎市立はるひ野小中学校
対象:中学校1年生(2クラス65人)
テーマ:「多文化共生」
内容:アイスブレイキング 「地図埋めゲーム」
  ワークショップ「仲間さがしゲーム」
  外大留学生・留学経験日本人学生へのインタビュービデオをもとにしたディス
カッション

 「仲間探さがしゲーム」は、額に各色のシールを貼られた生徒たちが無言で仲間
を 見つけて固まるというもの。シールが人種や国籍を表していることや、つい見た
目で人を判断してしまうことに気づいてもらいました。さらにビデオに基づくディス
カッションで、違う文化を持つ人と仲良くするにはどうしたらよいか、生徒と学生と
少人数で掘り下げた話し合いをすることができました。

参加した学生の声:
リーダーを務めた小山さん(ウルドゥー語専攻)
初回の顔合わせでいきなりリーダーになってしまい、最初は不安でした。
初めて国際理解教育を経験した6月の同小中学校での実践も楽しかった
ですが、今回裏方の大変さを知りあの時はお客様気分だったと感じました。
「仲間さがしゲーム」ではファシリテーターを務めましたが、どの意見を拾えば
よいか迷うくらい、中学生から多様な意見が出たのがよかったです。

佐々木さん(ロシア語専攻)
外国につながりを持つ子どもの自殺、いじめの問題についてメッセージを伝えまし
たが、国際理解以外の面でも通ずるものがたくさんありました。小山さんらに誘われて
途中からの参加でしたが、今まで経験した実践の中でも今回は特別で充実
したものになりました。

中学生の感想より:
●人を「○○だから」や、「○○人だから」と言って、差別してはいけないことを、お
でこにシールを貼る仲間探しゲームでとても分かりやすく説明してくれた。ぼくたち
がなぜシールの色で、仲間を探し分けたのか分からないけれど、目に見えやすい
もので仲間分けはしていけないのかなと思った。

●歴史の教科書で黒人差別について読んで「なんで黒人差別がおこるのかなぁ」
と思っていました。今日のワークショップを聞いて改めて「やっぱりお互いの性格や
肌の色のことをちゃんと理解すれば、人種差別もなくなる」と思いました。

白熱!地図埋めゲーム
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おでこにシールを貼って・・仲間さがしゲーム
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仲間を見つけられるかな?
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学生が取材・編集したビデオをもとにディスカッション
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実践に携わった学生ボランティアたち
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多文化コミュニティ教育支援室は2012年の東京外国語大学の改組にあわせ、 より広いボランティア活動をサポートするためのボランティア活動スペースとなりました。
(本サイトはアーカイブとして公開を続けています)