調布 日本語指導教室 【夏休み活動報告】

調布国際交流協会 調布市立学校 日本語指導教室 【夏休み活動報告】

毎週水曜日と土曜日に調布市教育会館で調布国際交流協会が運営する日本語教室にて、
11名の学生ボランティアらが外国につながりを持つ子どもたちの日本語・学習支援
に取り組んでいます。
夏休み中も8月17日~31日のうち7日間、平常活動している学生ボランティアに加え
他教室の学生ボランティア7名を助っ人に迎え、子どもたちと学習に励みました。

教室の詳細はこちら:
http://www.city.chofu.tokyo.jp/www/contents/1220323788521/index.html

普段、府中国際交流サロンの児童日本語教室にて活動している菅野さん(カンボジア語専攻)に体験談を伺いました。

―サロンの児童日本語教室と調布の日本語指導教室では、どのような点が違いましたか。

菅野さん:小中学生中心という年齢層では変わらないのですが、サロンの児童日
     本語教室が中国出身の子が圧倒的多数なのに対し、調布は中国、イン
     ドネシア、南米の方からの子も多く様々でしたね。


―サロンの児童日本語教室は学生が運営していますが、調布の方は教育委
 員会が国際交流協会に委託して開かれている教室ですよね。

菅野さん:調布の方は学校を通じて教室への参加手続きをとるため、子どもたちの
     学校での様子も分かるのが良いですね。サロンの児童日本語教室でも
     保護者会を開いてその点をカバーしようと試みています。

―元教師のボランティアの方もいらっしゃるとか。

菅野さん:勉強を始める際に挨拶をしたり、学校っぽい雰囲気やサロンにはない
     静けさがあるのに驚きました。

―ぜひサロンにも取り入れたいポイントは何ですか。

菅野さん:調布の教室のコーディネーターの方のように、教室全体を見ている人が
     一人いるのは大きいですね。普段担当しているのとは違う子を見る際の
     フォローもできますし。サロンでも情報共有を密にしたり、教材をより効果
     的に活用していきたいです。

―日ごろ通う教室と違う現場を見ることは「まさにカルチャーショックだった」という
 菅野さん。同時に、自分の教室への愛着も再確認したそうです。今度は調布の日
 本語指導教室から府中国際交流サロンに学生ボランティアが見学に来るなど交流
 が活発化するきっかけになりました。

多文化コミュニティ教育支援室は2012年の東京外国語大学の改組にあわせ、 より広いボランティア活動をサポートするためのボランティア活動スペースとなりました。
(本サイトはアーカイブとして公開を続けています)