第6回高校生のための国際理解セミナーを開催しました

第6回 高校生のための国際理解セミナー 夏季1日コース
 
 毎年夏と冬に開催している高校生のための国際理解セミナー。
(グローバルセミナー:通称グロセミ。)高校生向けに、「多文化共生」を
テーマにしたワークショップを学部1年生から4年生まで計14名の学生が
企画・運営に携わりました。

対象:全国から参加する高校生(34人)
日時:7月25日(日)9時半~17時
場所:東京外国語大学 府中キャンパス 留日センター

午前と午後の2つの部に分かれ、午前の部ではエア大縄跳び、自己紹介ゲーム
のアイスブレイキングから始まり「価値観の違い」をテーマに班ごとに寸劇作りに
取り組みました。午後はゲストスピーカーにコスタリカと日本につながりを持つ
長野エドウィンタケルさんを迎え、自分の高校時代や夢についてお話頂きました。
最後には参加者それぞれが書いた「欲しいもの」をテーマに、長野さんが作曲した
ビートに合わせて歌詞作りをするなど、過去のグロセミとはまた違ったプログラムに
なりました。

終了後、支援室で行われた学生スタッフ振り返り会での声の一部を紹介します。

加園さん(トルコ語専攻):
準備期間中のミーティングで、静かな時間が続くと「みんな本当に考えてるの!?」
と思い、正直やる気をなくしたこともありました。でも、みんな真剣に考えているから
静かな会議もあるんだなと気づきましたね。タケルさんの「感情的と情熱的は違う」
という言葉が印象的でした。情熱的な部分を冷静に出しつつ、今後も色んな人に
出会いたいと思えたグロセミでした。

郡司さん(朝鮮語専攻):
昨年冬に僕と一緒にグロセミに参加した高校生が今回参加してくれて。
外大に入学し、スタッフとして司会する自分を見て、その子が最後に「楽しかったよ!」
と伝えてくれたのが嬉しかったです。

田口さん(朝鮮語専攻):
今回、自分は全体の連絡係として、全員の情報共有を細かく行うことを
意識していました。今回のグロセミは、荒削りで決してきれいにまとまっていたとは言え
ないけれど「伝えたい」という一生懸命な学生の姿勢に、高校生も感じるものがきっとあったと
思います。

■参加した高校生の感想

○イメージとして、外国語で自己紹介をしたり、劇をすると思っていましたが、エア大縄跳び
から始まり最初は驚きました。しかし、受けていくうちにコミュニケーションを沢山学べ、
知らない友達も多くできました。今日はとても良い経験になりました!!
(高校1年生)

○受験勉強に追われる中、今日はこのセミナーに参加できてよかったと思いました。
外大生の方々と色々な話ができてモチベーションもあがったし、他人との相互理解が改めて
大切だなと気づくことができました。来年はこのグローバルセミナーのスタッフになりたいです。
だから今日の日を忘れずにこの夏は本当に頑張りたいと思います。
(高校3年生)

開会式 北脇保之 多言語多文化教育研究センター長より挨拶
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エア大縄跳びで元気よくスタート
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「価値観の違い」をテーマに寸劇づくり
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昼休みも学生による展示で楽しみました
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高校生に語りかける長野エドウィンタケルさん
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高校生たちが書いた「欲しいもの」をもとに歌詞づくりにチャレンジ
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尹 慧瑛准教授による講評
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最後に全員で記念撮影
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多文化コミュニティ教育支援室は2012年の東京外国語大学の改組にあわせ、 より広いボランティア活動をサポートするためのボランティア活動スペースとなりました。
(本サイトはアーカイブとして公開を続けています)