学生による座談会(国際理解教育)を実施しました

毎年年度末に行われる支援室座談会。
学習支援と国際理解教育それぞれの座談会のうち、今回は国際理解教育についてお伝えします。

国際理解教育座談会

日時:2月18日(木) 4,5限
場所:210教室にて

今年度は、住吉小学校での外国語活動の時間を利用した研究授業、
高校生のための国際理解セミナー(夏・冬)、調布市立中学校で
のコミュニケーションをテーマにした授業、計4つの国際理解教育を実践しました。
これらの活動に携わった学生ボランティア13人ほどが集まり、
国際理解教育専門員も交えて、座談会を行いました。
前半は実践のビデオを見て一年間を振り返り、後半は「大学生が国際理解教育を
行う意味」「国際理解教育を通して何を実現したいか」というテーマで話し合いました。
後半の話し合いの一部を紹介します。


○大学生が国際理解教育を行う意味やメリットとは

・何かを子どもたちに教える立場としてではなく、一緒に考えようという姿勢で接する
ことができる。

・現場の先生は授業以外のことでも多忙で授業準備に時間はかけられないが、
大学生の場合1コマに何時間も準備時間をかけられ、より練ったものを提供できる。

・学校の先生も実践に巻き込むことにより、国際理解教育の必要性を感じてもらったり
先生が知らない子どもたちの新たな一面に気づかせることができるのでは。


○国際理解教育を通して実現したいこととは。
・学校の先生は学習指導要領にのっとって、勉強を教え成績を上げることに追われがちである。
その現場に、採点することのできない、答えの出ない問いを持ち込み、考えて気づきを与えること。
・子どもたちが自分自身に対して、周りの人に対して新たな一面を見出すkとお。
・実践の具体的な内容は忘れてしまったとしても、後々「一生懸命話し合った」など経験として覚えていてもらえる場を提供すること。


この他にも、実践の準備段階での問題点、姿勢のあり方などが話し合われました。

また、この日は、法政大学多摩ボランティアセンターのコーディネーターの方1名と学生2名を迎え、
互いの活動報告や意見交換も行われました。


学習支援、国際理解教育座談会の詳細は、
現在製作中の今年度の支援室報告書にも掲載予定です。

一年間の振り返りから、今後のあり方まで広く話し合いました。
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多文化コミュニティ教育支援室は2012年の東京外国語大学の改組にあわせ、 より広いボランティア活動をサポートするためのボランティア活動スペースとなりました。
(本サイトはアーカイブとして公開を続けています)