支援室登録学生による外語祭中の自主活動-Amigos

支援室では、学生たちの自主的な活動において、学生からの要望や相談に随時対応し、
企画を実現するためのサポートを行っています。
今回はそのうち、ポルトガル語専攻の学生による団体Amigosの活動を紹介します。

Amigosは普段、地域の外国人児童生徒に対しての日本語による学習支援や、ブラジルに関する文化交流などを行っています。外語祭りでは今年も展示を行いました。
 代表を務める岩下さんと、ポルトガル語専攻の葭本さんに外語祭展示の感想を聞きました!
 
-会場の210教室の窓に、やしの木をかたどった色画用紙が貼ってありましたね。
岩下さん:今年はブラジル西部のアマゾンに日本人が移住して80年ということで、アマゾンをきっかけにして入植の過程や、アマゾンの動植物と環境破壊問題を紹介するコーナーを設けました。

-もちろんAmigosの紹介もありましたよね。それに加え、日系ブラジル人の現状を伝えるコーナーも。
岩下さん:日本で暮らす日系ブラジル人の現状を伝えた新聞記事を展示しました。不況により派遣切り、ブラジル人学校の閉鎖と不就学となった子どもたち、参政権付与の問題などの記事に衝撃を受けた方も多かったようです。

-感想ノートには、オープンキャンパスで訪れた高校生から、私たちの親世代まで幅広い方の驚きの声が書かれていますね。
岩下さん:5日間を通し600人以上の方に見て頂くことができました。普段している学習支援活動って中々効果が目に見えにくいんです。けれど、こういう場で展示することで広く知らせるという効果があると実感できましたね!

-もうすぐ、世代交代ですが1年生の葭本さんはどんな心境ですか。
葭本さん:ブラジル人学校での活動はとてもためになる反面、通うのに交通費がとてもかかるのが悩みです。そういった意味で、代表と係、そして補助金など仕組みをしっかりと整えていきたいですね。
 
AmigosのHPで写真入りブログを見れます:http://www.tufs.ac.jp/st/club/amigos06/

多文化コミュニティ教育支援室は2012年の東京外国語大学の改組にあわせ、 より広いボランティア活動をサポートするためのボランティア活動スペースとなりました。
(本サイトはアーカイブとして公開を続けています)